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今井しほか「交換会のつづき(5日目)」

この日は17時からカフェOECさんでアーティストや地域の方、アーツカウンシルの方と合わせて10人集まって地域意見交換会をしました。

まずは自己紹介をしていき、清水の印象や次郎長について思うこと、生家周辺地域の環境について話し合いました。

今日は箇条書きっぽく書いていこうと思います。その場でお伝えしたこと、考えたこと、帰ってきてから思いついたことなど。自分の課題として捉えつつ、行きたくなる街を作るというのは?その街にはどんなアートがあったらいい?など考えました。

滞在してみた清水駅周辺の印象

・清水駅周辺は少し古い商店街が多い→でもチェーン店でない良さが発掘できたら良さそう→個人商店のオリジナルさ、マニアックさ、コアな感じを魅力に?
・川沿いは住宅街、工場、廃墟、スナック
・国道1号沿いは大きなチェーン店が多い
・海沿いは河岸の市やエスパルスドリームプラザ、クルーズ船などから観光地の印象
・市内での行動するアクセスがかなり良い。車がなくても、バスの本数が短い間隔であったりなど便利。また貸し自転車も便利◎
・景観の中に海に続く気配をどこにいてもに感じるため、リゾート地っぽい
・夜のお店が多い
・クルーズ船が毎年100隻?来るというアドバンテージ→もっとこの強みを活かせそう

次郎長について

・今回の応募で詳しく知った、若い人は知らない人が多いかもしれない
・「任侠」「義理と人情」という次郎長にまつわるワードがまずピンと来ないかもしれない→逆に知られたら再ヒットする?
・ワンピース戦略
・メディアを変えて再構成して発信したら新しい層を獲得できないか
→Instagram、Podcast、Youtube

生家周辺地域について

[課題]
・English表記がない
・クルーズ船に合わせて開く時間を変えるのはどうか
→どこにも行けない観光客が午前中うろうろしてる
・展示物のみで次郎長の生涯を掴み切るのは難しい
・生家近くだけでももう少し開いてるお店があると行きやすくなるかも

[案](ブレスト的に実現可能は少し置いといて)
・写真映えするスポットを作ってしまう
・次郎長関連施設を巡るスタンプラリー
・次郎長の生涯を紹介する5~10分ほどの映像作品
・次郎長生家の再建に関して、模型を作る、建築的な側面の努力を公開する
・次郎長ツアーをスイーツやお茶付きで週末に開催する
・ワンピースとコラボ

アートで次郎長生家周辺を盛り上げるとしたら

アートインレジデンスと一口に言っても全国のアートインレジデンスがそれぞれ方向性が違うことを前提にしつつ、例えばフェスティバル寄りの「地方×アートイベント」を想定する。
その場で富士吉田のイベントが話題に出たので商業や産業とつながるタイプ(マルシェ型?)のイベントだとするならば。

・ワークショップや産地との共同制作のような地域との協力性が高いアーティストを呼ぶ
・マルシェなどで参加できるように、気軽に販売できる作品形態を持ったアーティストを呼ぶ
・次郎長をモチーフに制作して欲しい→どこまで次郎長関連テーマとして容認、間口を広げるかで呼べるアーティストの範囲が変わる
・滞在先の確保、地元の方達と繋げる

清水はなんだかんだ、PRできる資源もあるし、歴史もあると感じました。そして程よく開発されていてとても過ごしやすい!
変化に向かう力だけ、どんなこともマッチョに必要なので、それが集まればあっという間にどんどん変わっていきそうです。
帰り道、次郎長商店街会長の大石さんが「またね!」と言ってくれたり、次郎長生家を活かすまちづくり会の皆さんが交換会の中でアートインレジデンスをやって欲しいと提案してくれたりして、どんな形になるかはわかりませんが、きっとまたここに来るだろうなと思う嬉しい夜でした。

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