見出し画像

はらだまほ-滞在まとめ

7日間、誰かに読んでもらうためではなく、
ひたすらに自分の体感のメモとしてnoteを更新した。
「誰かに理解してもらうための文章」を書こうと思うと途端に筆が重くなってしまう…などと思いながら。

どんな方々とお会いし、何を、どのようにやったのか、
ざっと記録も兼ねて。

1日目(noteはこちら

こちらは三保の松原の入り口。光が綺麗。

お昼頃清水駅に到着。
今回ホストとして受け入れをしてくださる株式会社Otonoの増田さんにお迎えに来ていただき、そのまま河岸の市へ。美味!!!!

河岸の市から見た海。景観を守るために周りの工場などは白や水色の指定があるらしい。

その後、世界遺産に登録されている海と松原、そしてみほしるべへ。
松や三保についての情報をとにかく身体に入れていく、
忙しくも心地よい時間。

増田さんの松愛を浴びながら松をみる。


2日目(noteはこちら

ことばとからだの往復書簡」という小さな参加型展示をしたく、
Otonoさんにいろいろな地域の方をご紹介いただく。
まずは、gosea’sさん。
三保の海にまつわるさまざまな事業を展開しており、今回はその中の1つ、「‛Ulalena」というレストランに展示をさせていただいた。

レストランの外観。目の前が海!

2つ目は、三保生涯学習交流館。
地域の人が集う場所を知りたい、とリクエストし、紹介いただいた。

マイクロ・アート・ワーケーションの説明がうまくなる。

館長の堀さんとお話させていただき、
とてもとても良いエリアに展示させていただいた。
三保についても歴史や文化、地域のことなどいろいろと教えていただき、
あっという間に1時間話し込む。

3日目(noteはこちら

ランチにみふくさぼうさんへ。

コーヒーがとてもおいしかった。


展示の準備をすべく、自転車で駆け回る。

川村農園cafeさんにお話させていただき、
展示を設置させていただいた。

とっても素敵な雰囲気のカフェ。土日限定です!

トマト農家の方なので販売所が併設されており、
たくさんの色、形のトマトがずらり。
早速購入して、残りの日の朝ごはんに。美味!!!!

販売所には美味しそうなトマト!
別日にランチをいただきましたが、そちらも絶品。


夜、三保の松原で踊る。

静岡在住のダンサー仲間、有泉汐織さんと共に。


4日目(noteはこちら

三保の松原に行き、踊ってみる。

こちらは夕方に撮影した動画より。

この日は身体をゆるめることを中心に。


同じ旅人の莇さんと偶然遭遇し、撮影してくださいました!


帰り道、観光客の男性群と出会い、集合写真を撮った。

隙間時間で松の表皮をばしばし撮る

夜は近所の御穂鶴さんへ。

レトロな雰囲気が楽しめる。

そこで、なんと先ほどのみなさまと再会。
話を伺うと、その中のおひとりが
御穂鶴の経営をされている方のご親族とのこと。
コンテンポラリーダンスやピナ・バウシュの話などをしながら。
こういった偶然の出会いも旅の醍醐味の1つだなあ。
日本酒好きの私としては、ここでしか買えない御穂鶴を買って帰りたい!と思いつつも、一升瓶のみの取り扱いと聞きさすがに諦める。

5日目(noteはこちら

朝から松原であれやこれやと踊ってみる。

朝の松原。光の様子が夕方と全然違う。

‛Ulalenaさんへ展示の回収にいく。
三保には大学があるので、学生さんたちと共にバスに乗りながら向かった。
初日にも案内していただいた内海をもう一度眺めてみる。

午後はせっかく静岡に来たので…!と、静岡県コンベンションアーツセンター/グランシップ公益財団法人静岡県舞台芸術センター(spac)へ。

広々とした芝生

夜、三保出身でSPACの所属俳優でもある宮城嶋遥加さんにお話を伺う。
三保という地域と芸術の関わりについて、身体について、いろいろと率直で興味深いお話を伺った。

6日目(noteはこちら

この松!と狙いを定め、身体でリサーチをしてみる。
テキストを書いたりしながら過ごす。

そして、一般社団法人三保松原3ringsプロジェクトさん主催の
松葉かきに参加!

最後の片付けの行列。

学生さんから地域の方まで多様な人が参加している。
松葉をかくのはすごく軽やかで、気持ちが良い。
が、集めるのがかなりの重労働で、そのギャップも面白い。

松葉かきの跡。

滞在中、あちらこちらで松葉かきの跡を見つけた。
3ringsさんだけではなく、たくさんの団体のみなさまや個人の方が松葉かきを行っているらしい。
こちらはふらっといって参加が可能なので、観光に行かれた方、ぜひに!

時間が少しあったので、電チャリに乗って増田珈琲さんへ。

珈琲豆の販売もしていた。

落ち着いた一軒家の佇まいで、思わず見逃しそうになる。
穏やかな空間。

夜、羽衣まつりにて薪能を観劇。
能「羽衣 替之型」 伊藤 眞也
狂言「寝音曲」 三宅 近成
能「通小町」 櫻間 右陣

の3演目を観劇した。


7日目(noteはこちら

朝から松原に行き、テキスト(作品譜)を完成させる。
松原の体感。松の身体的なリサーチ。
動画を撮影する。

全ての展示を回収し、三保のみなさまに書いていただいたお手紙を眺める。
松原で写真を撮る。
(いただいたお手紙はこちら

午後は、Otonoさんとのまとめの会。
三保についてそれぞれの思ったことをシェア。
もう1人の旅人の莇さん、Otonoの青木さん、増田さんと私という本当に多様な視点のメンバーで、それぞれの感覚がとても面白い。
話していくうちに、三保のもっとコアな、具体的なことに魅力を感じた自分に気がつく。

1つの画角にものすごく多様な質感。


まとめ

今回の滞在でよかったことは、「ことばとからだの往復書簡」を展示させていただくためにたくさんの人と繋いでいただけたことだと思う。
それも、gosea’sさんのように事業を展開している方、地域の交流の場としての施設の館長をされている方、そして代々その地で農業を営んでいる方と三者三様の三保を伺えたのがとてもよかった。

そしてなんといっても、Otonoさんにホストをしていただけたことがとても大きかった。
地域の方と観光とを繋ぐハブのような活動をされている方々で、三保への愛を身体から、言葉から感じることができて、街ときちんと出会うということの大きなヒントをいただけたように思う。

滞在中に何度も思ったことは、風景の多様さだった。
三保は海、富士山、松林、工業、農業、大学ととにかく多彩な要素がぎゅっと詰まっている。振り返れば全く異なる性質の風景が広がっていて、それは私にとっては新鮮な体験だった。

滞在中に出会えたたくさんのみなさま、ありがとうございました!

最終的に、今回相棒となった松。
1歩足を踏み出す!




いいなと思ったら応援しよう!