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今井しほか「“次郎長”ってなんだろう(6日目)」

日中は静岡駅周辺で静岡浅間神社、駿府城跡、静岡市歴史博物館に。

お祭り前だった模様!
なぜかハイキングコースに迷い込み汗だくに…
絶対ここ違うわ…となってUターンしました
駿府城公園
お堀
天守台発掘調査
なんかででーんって感じ

夜は一緒に滞在してる宇田さん木原さんと一緒に、清水次郎長の映画を見ました。エスパルスドリームプラザのテラスで見たので、題材は少し渋いけど、なんだか学生の時みたいでした。
序盤は昔の言葉遣いが難しくてあまり聞き取れず、、、ずっとこんな感じだったら見れないかもしれないと思ってましたが、中盤になってくると時々3人で前のめりになりながら見入ってしまいました。(聞き取りづらくて近寄ってたのもある)

任侠清水港
東海道の雄大な自然を背景に、文字通りの壮観・東映一家がズラリと並ぶ世紀の遊侠陣。イーストマン東映カラーを駆使して万丈の気を吐く超特作。(C)東映
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そして話題は昨日の交流会の話に。清水区を舞台にするならアートでどんなことができそうかということや、それぞれ昨日思ったことを3人でシェアしました。話していくうちに、こうしたらどうかという案が出たり、今回がただの旅行的な感じでそのまま帰るのは勿体無いということになり、21時から急きょ高木さんにも来てもらって昨日言えなかったことや感じたことをお伝えすることになりました。
正直なところ私は受け身な気分でもあったので、関わりを増やしていくことに責任を持つことはとてもアーティストの態度として誠実なことだと強く感じました。最初らへんのレポートに「地域に対して本当に旅人でいいのかなあ」と書きながら受け身だった自分に反省…

その話し合いの時にも話題になったのですが、川の湊から海の港へ、そして中心街も変わり、列車も通ってクルーズ船も来て、サッカーチームの名前の通りまで出来ちゃってるなら、そりゃ確かにどんなにいいものだって、その時代に合わせて変わっていかないといけないよなあとしみじみ思いました。(永遠に変わらないものはない!?かもね)

全部が変わってしまうんじゃなくて一部受け継いでいくような良い進化。
次郎長生家が補修の時に古い木材と新しい木材を継いでいったみたいに。
そこにいる次郎長さんも江戸の大親分のままではなくて令和の大親分に、または令和の義理と人情を語る必要があるのかしら、とか。

清水に来なかったら過去から未来へ、大きな時間軸で見ることをしなかっただろうなあと思います。(考えながら、私はいつも即効性のあるものや、その場で一番派手なもの、消費されるものが好きだからかもしれません。今現在性みたいな?)そんな当たり前なことに今更気づく。今回の旅を通して自分はどんな作品を残せるだろうか、ここにどんな“次郎長”的な、良いバトンを渡せるだろうかということをうんうん考え続けています。

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