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関かづみ「風の鳴る神社と高校の総合探究授業プラスα」(2日目)

朝ホテルで目覚めると、そこには富士山の姿!1日目は富士山は雲に覆われていたのでこれが今回滞在の富士山初お目見えでした。7時ごろには雲が湧いてきていたので、姿を眺められたのはとてもラッキーでした。

午前中は裾野駅周辺の散策。いろいろと面白かった中で私のお気に入りになったのは、ホテル裏の佐野原神社です。道路からどんなところかなと覗いてみたら、何やら綺麗な音が。奉納された風鈴が参道に沿って吊るされており、そこから音がしているのでした。音が鳴っているけれども空気はしんとした、気持ちのよい神社でした。

奉納された風鈴

その後は裾野市役所→すそのふれあい市(JA主催の産直販売所)→直営手打ちそば店「五竜庵」に寄って、街中を歩き、ホテルに戻りました。ふれあい市もお蕎麦屋さんも、たくさんの人で賑わっていました。

午後は長泉町にある知徳高校を訪問しました。2022年から高校では総合探究の時間というものが導入されているそうなのですが、裾野市のホスト小田さんがその講座を担当されており、今日の講演の様子を拝見させていただくことになったのです。自分が高校生の頃にはなかった取り組みで、話を伺うとなかなかに面白そうです。今の高校生にとって興味深いものだといいなと思いつつも、授業としてやらなければいけないことになるとどうなんだろうなぁなどということも思う時間になりました。私は普段の生活では高校生はおろか、学生も小中学生との接点もなく、地域との繋がりはほとんどないのです。裾野に旅人として来てまだ2日目ですが、地域づくりを実践されている小田さんの活動や他の人とのやり取りを拝見したり、今日のように高校生の実生活を目の当たりにすると、隣の人の顔も名前も知らないような生活はやはりどこかちょっと不自然なのではないかと思うようになって来ました。

今夜はホテルの部屋が旅人みんなで同室です。そんな機会もなかなかないこともあり、私のアートのプロジェクトについて、お二人にお試し体験をしていただき、いろいろとご意見を聞かせていただきました。参加型のアートを企画している最中ですが、想像するのと実際にやってみるのとはだいぶ違うのを実感しました。こういう協力を得られるのはなかなかないことで、MAWのプログラムに参加できていることを、しみじみ有り難く感じた1日でした。

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