中島響 「地域に溶け込む」 龍山町滞在1日目

到着、白倉、かつて林業で時代の先端をいっていた話、林業の本を借りる、秋葉ダム、瀬尻、ドラゴンママ、サロンに参加、かつて鉱山でブロンズラッシュ?があった話、その鉱山で最後の1人まで残ったおじいちゃん、龍山町には夕陽がない、川の下はかつてまちだった、拠点にて手巻き寿司。
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今日から静岡県浜松市天竜区「龍山町」での約一週間(自分の場合は早速2日目に一度出ることになるが..)の滞在が始まった。

まず簡単に自己紹介をすると、自分はドキュメンタリー映像をつくるひとです。
過去の人が紡いできた伝統/歴史や、それを新しい形にする人の挑戦や、熱く温かい想いを持っている人など、
そういう人の声、姿、想いを届けることをしています。
だから自己表現をしたい訳ではないし、そもそも自分が表現したいものなんて思いつきません。ただその人のことを伝えたいだけ。

だから今回の滞在で、色んな人の話を聞いて、その中で自分が「伝えたい」と思ったことを映像として届けたい。

この日も沢山話をしてもらえたし、その度に安堵とか困惑とか不安とか色んな感情を抱いたけど、まだその輪郭すら掴めていないから言葉にすることで確定することを今は避けたい気持ちでいる。

この1週間は、自分とも向き合い、地域に溶け込めるような滞在にしたい。

(雑記)
普段から日々の出来事や感情の機微を文字に起こすことはしているけど今回は少し勝手が違う。
だからからか文体が少し堅くなっている感覚もある。
もしくは普段ではまずない"芸術家"という呼ばれ方をして、自分の思う芸術家像が筆を走らせているのかもしれない。
普段は思ったことをただただ無責任に書き連ねていくけれど、今回は一目に触れるということで文字通り責任が伴う。
自分が書いたことで誰かが傷ついてしまうかもしれないし、不確かなことも一度文字にしてしまうことで少なくとも自分の中ではそれがそうであると確定して、可能性を潰してしまう気がする。それはすごく恐ろしいこと。
だから言葉の取り扱いについてはいつも以上に気をつけたいと思う。
地域の未来のことについては特に大切に。
過去は淡々と、未来は曖昧に。
自分の気持ちは赤裸々に。


川の下はかつてまちだった


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