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藤本ナオ子(naok fujimoto) 「藤枝リサーチ=バス旅でGo!= (6日目)」

「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)旅日記」

▶️藤枝市滞在6日目(2023/09/30)

1)MAW旅の集大成として…

いよいよ明日でマイクロ・アート・ワーケーションも最終日。
藤枝リサーチのラストスパートです。本日は図書館でもリサーチを重ねていた郷土資料の現地調査として、藤枝市郷土博物館・文学館、
そして、藤枝の"民話と伝承"発祥の仏閣などを中心に巡りました。

藤枝市郷土博物館・文学館
建物前にある彫刻像のタイトルは、なんと奇しくも『対話』!


日本一の軽便鉄道『静岡鉄道駿遠線』の再現@藤枝市郷土博物館前
軽便とはその名の通り、小さな簡単な電車のこと。

先ずは、藤枝市郷土博物館・文学館へ。
館内入り口の向かって右側にSL?と思しき列車の姿が…これは、館内の資料館にも詳しい説明があるのですが、『軽便』というれる列車です。その昔、
藤枝市内には(19世紀〜20世紀初頭まで)、『軽便』とよばれる藤枝駅から袋井駅まで、東海道本線でいえば37.8kmの距離を約60kmのルートで結んだ日本最大級の軽便鉄道があったのだとか(静岡鉄道駿遠線)。その後、時代とともに多くの軽便は廃止され(まだわずかに軽便が残っている地域も有)各地にかつての面影を残すばかりになっているそうです。『軽便』という列車について私は今回、初めて知ったのですが、一般的な鉄道と比べて小さくてパワーもないことから坂道(のぼり)では乗務員が車内から降り立ち総出で軽便車両の後方部分を人力で押しながら坂道を登っていたのだとか。その当時の様子を表すイラストが本資料館に残っていました。(残念ながら撮影不可)改めて文明の利器やその発展の変遷を感じます。


その他、館内には縄文時代から昭和に至るまでの藤枝の歴史が分かりやすく展示されてました。縄文時代は藤枝一体は海だったのだとか…その後、だんだんと陸が形づくられ今に至ったそうです。興味深い資料などたくさんあったのですが撮影不可だったのが少し残念でした。ですが、館内の説明ガイドのボランティアの方がとても丁寧に説明してくださったので、一気に藤枝の歴史に詳しくなった気がしました。有難うございました。

なお、この藤枝の歴史に大変お詳しいガイドの方に藤枝市ご出身かどうか?の質問をさせて頂いているのですが、残念ながらそうではありませんでした。藤枝滞在はや6日、出会う方々に藤枝ご出身なのか?を質問させて頂いていますが、未だ藤枝生まれの方には遭遇できていません。ホストの方からは「ここは移住組が多い」とは伺っていましたが….。

尚、藤枝市郷土博物館訪問当日は、博物館特別展「昭和レトロモダン展」のスタート初日でした。会場入り口にはリアル販売を行う駄菓子屋さんや、アデリアレトロの食器の販売があり昭和レトロ好きのこころをくすぐります。(こちらの展示は全て撮影可能となっていました。)

展示会場内には、昭和の台所にはじまり、和室洋間子供部屋が等身大で再現されており実際にそれらの部屋に入ることができるしつらえはまるで映画セットのようでした!
(つづく…)


https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/material/files/group/125/syowa-tirasi.pdf


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