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香川裕樹「旅から学ぶ処世術」(4日目)

・旅先で出会う地元の人たちと交流していると、ふと普段自分が関わっているアーティストやコミュニティのことが頭に浮かぶ。こちらが全てを説明しなくてもある程度内容を理解してもらえたり、話が通じてしまう環境にいたのだなと実感。
旅人がどのように自己開示して、その地域と接点を持っていけるのか。生きていくうえで、そういったある種の技術みたいなものが欲しいと思いました。

・三保松原は世界文化遺産にも登録されている場所なのだが、飲食店や土産物屋がそれほど多くなく、ほとんどの観光客はここで富士山を見た後は別のエリアにすぐに移動してしまうとのこと。せっかくの場所なので富士山を絡めたイベントや催しを行い地域を盛り上げたいと思われている方がいる一方で、それを行うことで富士山と松林の景観を崩しかねないと危惧されている方もいるそう。
他の地域の方が三保地域は敷居が高いと言われていたのも少し納得できる。
個人的には、三保松原と芸術作品などの深い関わりについて様々な展示が行われる『みほしるべ』が2019年にオープンしたことで、いまちょうど過渡期を迎えている印象。今後、MAWのような旅人(クリエイティブ人材)が地域に根付けばこのエリアの敷居の高さは少しずつ改善されていく気がする。

みほしるべ
https://miho-no-matsubara.jp/center

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