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中島響 「土壌」 龍山町滞在3日目

遅めの起床、秋葉神社、頂上からの眺望、地域の憩いの場「やすらぎの湯」、かつては1万5000人の人がいた話、今は500人を切る人数になっている、地域の方のグランドゴルフに参加、晩酌


前日の交流会が楽し過ぎて少し飲み過ぎてしまった。
そのせいかこの日の始まりは遅く、起きてからもボーッと窓から見える空や木々を眺めて前日聞いた話を思い出していた。
その中の一幕で、今年の12月2-4日に龍山北小学校跡で開催されるアートイベント「龍山、ぽちゃん。」の事で、ある課題について皆さんが議論しているシーンが印象的だった。
目の前にある課題についてどうにかしようと、地域の方々と企画運営の龍山未来創造プロジェクトの長谷山さんが中心になって建設的な議論を繰り広げる。ここまで地域の方達とフラットな話し合いができることに驚く。
思えばこのまちに来て地域の人たちに紹介してもらったり、一人で行っても「マイクロアートワーケーションで..」とか「長谷山さん、のぞみさん、ちはるさんのとこで..」と話すと「おおそうかーっ」とすぐに受け入れてくださる。本来横文字ばかりの企画名で初めて来た得体の知れない人をすぐに理解してくれるのはなかなか難しいように思うけど、ここでは一切そういった感じはしていない。これは龍山の人たちが元来寛容というのももちろんあると思うけど、それ以上に龍山未来創造プロジェクトの方々が気持ちの良いコミュニケーションを継続に取られていたんだなと..と感じた。実際にこの日の夜に地域の方達のグランドゴルフに参加した時も、自分が早めに着いて長谷山さんが後から来たんだけど「長谷山さんの紹介で..」というとすぐに仲間に入れてくださった。「長谷山くんは今日は来ないのかね?」といつもいるのが当たり前みたいな空気感に自分も何故か嬉しくなった。

(雑記)
何度か話に出ている「龍山、ぽちゃん。」で自分もドキュメンタリー映像を展示する予定になっている。
当初はこの一週間の間に撮ったもので作ろうと思っていたけど、それはあまりにも野暮であることに気づきそれは早々に諦めた。
今回の一週間の滞在では、できる限り地域に溶け込み話を聞いて、テーマを絞りこんでいくところまでを目標にしたいと思う。
そしてここで出来たきっかけを元に、急がずまたゆっくり撮影させて頂けたらと思っている。それぐらいの居心地の良さを既に感じている。

龍山のグランドゴルフは夜の野球場で


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