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井原宏蕗「9/7_お森巡り(6日目)」

河津滞在6日目。天気は雨。ここまでしっかりと雨が振るのは河津滞在では初めてのこと。本当にここまで天気に恵まれた。

少し弱まったタイミングで峰温泉大噴湯公園へ。ここでは1時間おきに温泉が吹き上がる。

峰温泉大噴湯公園

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曇りで小雨なのが残念。次は天気の際に見てみたい。

その後、踊り子温泉会館へ。

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宿泊先で頂いた半額チケットのおかげで500円で入浴。久しぶりの温泉。中には中高生くらいの団体さん。ふと、あれ今日何曜日だっけ?という感覚になる。河津での充実した滞在で、少し曜日感覚が麻痺して来ている。きっと地元の子たちなのかなと思いながら、平日の午前中からゆっくりさせてもらう。旅人冥利に尽きる贅沢な時間。

一休茶屋

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河津の名物、わさび丼をいただくために一休茶屋へ。わさび丼というのはご飯に鰹節がかかってあり、そこにすりおろした生わさびを乗っけて、醤油をお好みでかけて食べ進める料理である。ちなみに生わさびが出て来て自分ですりおろすお店も多いらしいが、一休茶屋はすでに摺られた状態になっている。

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わさびは大好きなのでがっつり口に頬張る。印象として初日に食べたわさびよりちゃんと辛かった。摺り方によってわさびの味が変わるというのは本当なのだろう。

昼食後、一休茶屋の駐車場にイシクラゲを発見。雨上がりは見つけやすい。ようやく河津で自分がライフワークとして探している生き物と出会う。

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一休茶屋の女将さんに早速何をしているのか訪ねられた。イシクラゲという生き物だということを伝えると、そんな存在80年間生きて来たけど知らなかったと言われた。取り急ぎ手に取れそうなものを採取させてもらう。河津にもちゃんとイシクラゲが存在しているんだと思うと嬉しくなった。

帰り際、google mapの「観音山石仏群」という言葉に目を引かれ、車で近づいてみる。距離にして18分、往復してもすぐ帰ってこれるだろう。

向かう道中は、すぐに森の中に。河津の83%は森だという。ついに森の中に足を踏み入れる。くねくね道で向かったgoogle map が示す場所には、ただの標識だけ。ここから40分ハイキングコースへと繋がるらしい。河津では正直google mapが別の箇所を指すことがたまにあった。文明の利器も自然には勝てない。車から降り、ハイキングコースと指し示す方向へ、少し歩き始めてみるが、すぐに何処が道なのかよくわからなくなる。天気も怪しくなって来たので、諦めて車に戻る。戻った途端、大雨に。ギリギリなんとか免れた。お地蔵様に守ってもらったのかもしれない。

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豪雨の中、宿までなんとか辿り着き、少し休憩。夜は旅人とホスト全員で最後の晩餐をする。最後の最後まで楽しい時間を過ごすことができた。