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安里槙「御殿場2日目」

起床。朝ごはん。旅人滞在中の美音子さんと雑談しながら、今日はどこへ行こうか考える。予定を決めないのでどこにでも行ける。

同じく旅人滞在中の櫻井さんは朝早くから今日の旅へ出発。私もその後追うように出発。

まずは御殿場全市民の活動を支えているであろう、地元のスーパーマーケット見学へ。気持ちが前のめりで開店前と気づかず店内散策を始めてしまい、店員さんから注意された。

スーパーからスーパーへはしご中に、昨夜の歓迎会で話を聞き気になっていた文化複合施設、ゴテンバアパートメントストア(改装中)を発見。建築設計やられているフジ建築設計事務所の森谷さん (後日追記:森谷さんもホストの富士山文化ハウスメンバーでした)、スミツボヤデザインワークスの伊藤さん、職人さんにご挨拶。

古い建物の改装を見るのも今回の目的の一つだったので、お話聞かせてもらえることに。建物内を案内していただく。新しさと古さが引き立てあっている。鉄骨のこと、天井の板材のこと。エイジング、古材活用、空間レイアウト、改装の進め方など伺えた。全部は書ききれないが、細部がすごい。これぞ専門家同士の協働作業。


絶賛改装中
見てくださいこの古い柱の使い方を


「普段は面と向かって言わないけど、伊藤さんの仕事すごいんです」


今はまだ使っていない3•4階がこれまたすばらしかった。ウイスキー、葉巻、富士山の様子が目に浮かぶ。


革張りソファにガラスと大理石の灰皿、目の前にはマウントフジ


1階で展示する作家用の滞在施設、ワークショップやイベント会場、その他色々な可能性もありそう。

「これで、いいんですか、これが、いいんですか」

森谷さんが何かしらの内装の決断を迫られていた。こういう判断の積み重ねで出来上がるのなら、きっといい場所になるだろうと思った。


伊藤さん(奥)に詰問されている森谷さん(手前)


午後は自転車を借り、行動範囲を広げる。東山旧岸邸の建築が素晴らしかった。建築家は吉田五十八


応接机の天板にも森
見よこの装飾を、という佇まい
押入戸というシステムを作った建築家だそう



二岡神社。新天地。明日明後日のイベント準備で忙しそうなホストメンバーの森岡さん(On Ridgeline編集長)、勝呂さん(マンてんゲストハウスオーナー)。出入りする皆さん。森岡さんの飼っているパグのさんちゃん。

夕方過ぎに旅人滞在の櫻井さんと二人で一杯やりに外出。酒が非常に美味しい。

地元の方々が集まってきて少し立ち話、焼き芋いただいきました。これまたとても美味しかった。今日はここまで。(11/5, 00:13)