折田千秋「静岡"らしさ"(6日目)」
静岡生活6日目は真夏の日差しを浴びる暑い日となりました。
本日の活動はこちら。
①地元の方を交えた意見交換会
②清水駅前銀座の散策
実質静岡での活動は本日が最終日となります。
①地元の方を交えた意見交換会
アーティスト(仁科さん、米原さん、折田)、ホストの空き家買取専科さん、地域の方々、アーツカウンシルしずおかの皆々様を交えた意見交換会が音羽町にあるリノベ中の民家で開催されました。
学生から主婦、働き世代、アーティスト、様々な肩書きの多様な年代の方が集まりました。
アーティストの体験記を起点として話が広がります。
静岡人は良くも悪くも他人に関心がないのではないか、それは城下町だった過去や温厚な気候など危険とは無縁の場所だったからではないか。
ふと感じた印象の種がみんなの意見を吸い込み大きな花になるように話は膨らみます。
私の感じた町への印象としていくつかあげると、アーケード商店街が駅周辺にいくつか点在し、場所ごとに雰囲気が違うこと。七間町通りはブロック敷きの舗装に白さが際立つアーケード、多くの人で賑わうメインロードです。
駿府城の東に位置する北街道は、七間町通りよりも小さな店が並び、新旧様々な店が立ち並びます。中でも学生服のやまだはかなり存在感を放っています。ご当地CMでも有名で、静岡の皆様御用達のお店だそう。
七間通りから南に下ると、駒形通りにつながります。
この商店街は地域の人の為の商店街で、アーケードの錆や装飾的でないパラソルのような屋根がから哀愁を感じます。
今回散策した際に見たアーケードたちは記録として残してみたいと思います。
②清水駅前銀座の散策
「まちを劇場化する」という静岡市のコンセプトの元この場所でパフォーマンスが行われてたと聞き、百聞は一見にしかずということで現地へ赴きました。
シャッターが閉まっていたり人通りがあまりないなど全国のアーケード街が抱えている問題も例外なくここにも当てはまります。
ただ、天井のガラスから漏れる光がアーケード内を明るく照らし、陰鬱とした雰囲気はあまり感じません。
このアーケードで面白いと思ったのは、商店街行き来専用の貸し出し自転車や車椅子、電動車椅子が道の真ん中に置いてあること。地域の民度が良いからなのか、鍵はかけられず放置されてるよう。ただその自由さが町への寛容さへもつながるようで、この場所は何かを受け入れる場所なのかも、と思ったりしました。
本日で静岡の活動は一旦一区切りですが、これを期に新たな作品のビジョンが見えました。引き続きこの場所でご縁を生かしつつ作品が作れたらと思います。その際はいろいろとよろしくお願いします!