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1月28日(土)おもしろい未来を連れてくる人

朝10:30にマルイチビルで野口くんと待ち合わせ。道中にある吉原商店街の老舗「珍味のたぐち」さんの路面で「たこせん」が売ってたのでニヤニヤしながら買っていった。気がつくと身のまわりの「たこ」や「8」に反応するアンテナが鋭くなってる自分がいる。ちなみにお店の方は蛸みこし研究センター(たこせん)のことを全く知らなかったのでチラシを渡してみました。

実は今日、蛸みこし研究センターとして利用していた「近藤薬局 橘香堂 / WORX Mt.Fuji」が急遽クローズすることになり、前日に紙資料のみマルイチビルのシェアオフィスに移動させていた。

日記も一時的に窓に貼ってみる

いろんな資料がバラバラとシェアオフィスのテーブルに並ぶ。富士山関連の資料に目をとおし、知れば知るほど謎多き山に思えてきて、「日本の象徴」というフレーズが遠のいていくような感覚すらある。

この時に「8つの作品プランを作ることにしました」と野口くんが言ったことを記憶している。この時点で出ていたキーワードはこんな感じか。引き続き整理していくとのことだった。

1)異界と繋がるアンテナとしての竹
2)富士山型のぼり窯
3)吉原祇園祭の太鼓
4)かぐや姫伝説
5)タンスのダンス(舞踊譜)

午後にアーツカウンシルしずおかの立石さんと若菜さんが来訪。立石さんは夜遅くまで残り、3月12日開催「おもしろい人に会いたい!! 2023」に向けて蛸みこしの全貌、野口くんの「芸術探検」についてを一生懸命理解しながら、それを今回の企画でどうプレゼンテーションするかを探っていた。とにかく、一生懸命。

瀧瀬は夜に田村と合流し、「おもしろい人に会いたい!! 2023」のコピーがとても良いと言う話になる。

そう、アートって、自由な遊び。
自由な遊びのまわりには、おもしろい人がたくさんいます。
おもしろい人は、身の回りのいろんなものごとを、ひろぉ~くじっくり見つめています。
そしてたぶん、おもしろい未来を連れてくる。

約2週間を振り返り、このコピーに書かれている「おもしろい人」はまさに野口くんそのものだ、と話す。絵そらごとなキャッチコピーではなく、現実に静岡のとある地域にこんなことが起きている(起ころうとしている)。

現時点では、「吉原商店街周辺」という単位では周知や認識もとても広がっているとは言えないかも知れない。でも少なくとも、野口くんと直接会って交流した個人は何名か思い浮かぶ。彼らは野口くんの観察眼や着眼点を知っているし、感銘を言葉にしてくれたし、きっと心にもいろんなことが刻まれている。これから蛸みこしが出来上がることで、その波紋も多く大きくなっていくのだろう。

最後に田村は「というか、野口くん自身がいろいろ吸い寄せてて、蛸みたいだよね」と笑った。

(YCCC 瀧瀬記)