鋤柄ふくみ「森町8月12日(5日目)」

画像1 朝。昨夜も雨が強かった。
画像2 雨で茶色い濁流に。
画像3 ブルーベリー農園。ブルーベリーの根っこかな。
画像4 自得院。ご住職が書かれたお言葉。「私、言ったわよネで始まる」、、、、、、
画像5 鬼がおる。
画像6 暗い階段を恐る恐る登って行ったら、とても綺麗な場所があった。自得院、小さくてとても良い寺院だった。
画像7 鶏。草をつついて、時々、コケコッコーと鳴く。
画像8 散歩の後、バンガローに帰ってちょっと描いた。森町に来て、山の中を歩いてばかりいたのが、線になった。
画像9 森町で有機農業をされている高橋さんの「高橋農園」。
画像10 関⻄学院大学から研究のために定期的にこちらに来られているという丹羽さんと一緒に、高橋さんのお話を伺った。丹羽さんは、生態系が豊かになることで社会が良い方向に向かうように、というような研究をされている(理解が間違っていたらすみません)のだけど、かつては美学の研究をされていたそう。
画像11 無農薬で野菜を育て、高橋さんが自ら獲れた野菜を購入者のお宅に 配達している。 こういう農業の成り立たせ方を、40年以上前の大学生時代に考え、今その通りにできているというので驚くばかり。
画像12 道路の落ち葉を集めてできた腐葉土からキノコ。「ほらこんなに菌糸が!」
画像13 お茶畑も。高橋さんともう一人の方でこの茶畑をやっていて、こちらも、製茶も販売も全てご自身でされている。お茶のほうは肥料も使わずに山から染み出してくる水だけで育てているそう。 高橋さんは、とても冷静にコストの事も考えながら自分の理想とする農業を実践されていた。そのやりかたできちんと一家を養ってきたという自負も感じたし、日本や地球の未来のことも考えていて、とても大きな視野を持った人だった。 既製のやり方を鵜呑みにせず疑って、自分で新しいやり方を作り出す、そういうあり方は、ある面で芸術家のようではないかな。
画像14 蜘蛛の子。時々、みんなでピクピクっと揺れるように動く。
画像15 今回のホストの一人でもある地域おこし協力隊の、横山さんの田んぼ。森町に移住してから、自分で研究して不耕起、無農薬で米を育てている。最初の年はうまくいかなかったけれど、2年目の今年は、今のところとても順調。私たちの目で見ても、稲が本当に健康そうに見えた。
画像16 「お米を育てる」ことよりも、山からの堆積物で水が止まらないように水路を整備したり土留めをしたりと、田んぼの環境を整えることのほうがすごく大変だったという。 横山さんの「せめて、自分たちが生きていることが自然環境にとって害では無いように」という言葉が(ちょっと違ってたらすいません)印象的だったけど、そうやって、お米に対しても、田んぼの土壌に対しても、「自分たちは環境を整えることだけをする」という態度は、何か横山さんの人柄に通じる気がした。
画像17 ミミズたちが土を耕してくれるんですよ、と見せてくれた土は、本当にトロトロのタプタプだった。
画像18 横山さんの家。母屋は大変な由緒のあるお屋敷で、住むには恐れ多いと、今のところ家族は離れで生活をしているそう。 この辺りは、水道がなく、各家が水源を持っていてそれぞれ山からの水を使って生活をしている。横山さんはそのことにも惹かれてこの森町に移住を決めたと言っていた。ガスも使わず、煮炊きは薪でしている。
画像19 「たかはしのうえんのおちゃ」美味しかった。
画像20 午後、施設にお願いをして放課後デイサービス「はなえみ」に遊びに行かせてもらった。 子どもたち、初めは恥ずかしがったりしていたけれど、やり始めたら生き生きと好きなようにやってくれた。 色を塗るだけでも皆ぜんぜん違って、私はそういうのを見ているのが、本当に面白いな。
画像21 渋めな。完成させたくて、最後まで静かに一生懸命やっていた女の子。
画像22 カラフル。最後、お絵描きが面白くなって、自分で笑いながら描いていた。
画像23 いちかわ商店。気になっていた自家製造の素麺、今日は買えた。
画像24 夜、バンガローの中がだいぶ散らかって、部屋らしくなってきた。 外は台風が近づいている。