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石黒健一「八幡野港ダイビング、池田20世紀美術館、れもんの木(3日目)」

ホストの薄羽さんから「海からの伊東をぜひ眺めて頂きたい」という勧めもあり、三日目は海に入ることにした。

ご紹介いただいたのは「ととりば」と同じく八幡野でM'z Diving Breathというダイビンクショップを営むインストラクターの亀井友香さん。前日の打ち合わせで話す中で、いろいろなところでのシュノーケリング経験を思い出した。いつかはダイビングをやってみたいと思っていた願望が沸き立ち、これを機会に人生初めてのダイビングに挑戦することに。

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講習を経てウエットスーツに着替え、港の脇で潜る準備を行う。

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ダンスのリードのように友香さんが手を握り、繊細に海中に導いてくれる。

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雨の後とということもあり、港入り口付近は濁っていたものの、防波堤の奥まで進むとたくさんの魚や海底の地形を観察することができた。

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うねりもあり、少し酔う。三半規管の弱さが仇となり1時間ほどでリタイア。これまでの海での経験が覆るような衝撃的な体験で、言うなれば、それはまるで宇宙空間を漂う飛行士のようであった。

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その後、一碧湖畔にある池田20世紀美術館へ。箱根の彫刻の森美術館の設計も手掛けた彫刻家・井上武吉によるステンレス外壁のキューブ状建築。

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マティスの紙の大型コラージュやベーコンに目を奪われる。入り口のある上階ではコレクション展、一階では企画展の絹谷幸太・香菜子 二人展が開催されいた。

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諸用で伊東市街へ出た後、ととりばへ戻る途中に大きな芭蕉に目を奪われ自然食品館れもんの木に立ち寄る。普通の食料品店では見ないような全国から集められたオーガニックな食品など珍しいものがたくさんあり、お土産に何を購入するか迷う。これまで25年間も営業されていて、前オーナーから引き継ぐ形で続けられている。

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今晩の夕食は津本式血抜きを施して熟成された刺身。二夜連続で刺身の舟盛りを食べたことがかつてあっただろうか。5日から7日間ほど熟成させた刺身は想像を超える美味しさだった。新鮮な刺身と区別がつかないほど臭みがなく、黙って出されたら熟成させたものだと気づかなかっただろう。ダイビングの最中に遭遇した魚たちをありがたくいただきました。

明日は伊東市街へ拠点を移す。