井原宏蕗「9/5_空巡り(4日目)」
河津に滞在して4日目。もう折り返しと思うとあっという間である。
午前中はパラグライダーを体験する。
今井浜フライングスクール
滞在前に行ったオンラインミーティングで和田さんから河津でパラグライダーが出来るという情報を聞き、滞在前に予約をしていた。こういう機会がないとなかなか挑戦できないだろう。
思えば空のアクティビティ自体、人生初である。何するのかもわかっていないまま、集合場所へ向かう。
装備を渡され、施設内の丘に向かい、そこで諸々の説明を受ける。飛行までの動作は少し複雑に感じたが、すぐに慣れるとか。まずは緩やかな傾斜で操作に慣れる。
第一回目はほとんど浮かず。。体に対してあっていないということでパラグライダーを変えてもらう。2回目は少し飛ぶことができた。
その後もう少し傾斜のあるところから滑走。そこでは体感10-15秒くらい飛ぶことができた。結局4回しか飛ぶ機会はなかったが、空を飛んでいる時は気持ち良かった。体験としては満足である。
涅槃堂
午後は宿舎から歩いていける距離にある涅槃堂へ。お堂内にはこの時期は入れないようだ。ガラス越しで涅槃を鑑賞する。外には苔むしたお地蔵さんがひっそりと佇んでいた。
河津町役場
その後、意見交換会をするために町役場へ。意見交換会は河津に滞在しているクリエーター(旅人)と町の方との交流の場である。
参加者は高野さん、柴田さん、ホストの和田さん、アーツカウンシルしずおかの若菜さん、立石さん、河津町の岸町長、木村副町長、河津町役場の稲葉課長。町長さんをはじめ多くの方が私たちのために、時間を調整してこの意見交換会に参加してくれたと思うととても嬉しい。
それぞれの自己紹介から始まったのだが、高野さんが始めた自己紹介ゲームのおかげでお堅い空気が一変し、和やかな雰囲気となった。初対面でも仲良くなるきっかけがあると一気に打ち解けられることもあるが、そのきっかけが難しい。高野さんは上手にそういう空気を作れるので本当に凄い。
そのおかげでこの機会でしか聞くことができないような話をたくさん聞くことができた。
なんだかよそ者から少し町の中に入れてもらったようで嬉しい。
このワーケーションが一過性の滞在で終わるのではなく、これがきっかけとなり、次に繋がっていきたいと改めて思う一日だった。