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濵田竜也 -走っていた、湯(1日目)-

[アーツカウンシルしずおか]の[マイクロアートワーケーション]
に参加させてもらえることになり、高知・四万十を出て目的地に向かう。
距離850km!わー!!

今回ぼくは、この企画の[旅人]に四国唯一(たぶん?)で選んでもらい、
賀茂郡松崎町という、静岡県でいちばんちいさな町らしい
場所に滞在させてもらう。

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この旅の前日(0日目)。旅のイントロダクションというか、準備というか、
そう、今回「賀茂」にまつわる土地にご縁いただいたので、
そりゃ行っとかんと!てことで
修験道の開祖であり、賀茂氏につながり、ある意味旅のプロとも言える
「役行者(エンノギョウジャ)」にまつわる奈良の神社を巡ってきた。
そして、満を持しての静岡入り〜

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新幹線の車窓から「あれって富士山かなー」とブツブツ言いながら、
目指したのは熱海。
[走り湯]というところがあるらしく、
走りからは旅を、そして走るような湯を、勝手にイメージしながら到着。

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走り湯に着いた。前に広がる海、その向こうに見えた伊豆大島。
そこに役行者が幽閉されてたらしく、
対岸の伊豆山に5つの色の煙が立ち上る湯を発見!したらしい。
午前ってこともあってかひとはいない。そこがまたそそった。
小道を入ると迎えてくれた役行者さんらしき小さな像、そして小さな洞穴。
やばっ!
「ほとばしる?」お湯がボコボコっと湧き続けて?沸き続けて?いる。
(動画で観ていただけないのが残念!でも実際行った方が絶対いい!)

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こうして天然のサウナでひとしきり夕べのアルコールを抜き、
ぼくの賀茂郡松崎町への旅は始まりをつげた。
さらに誰も居ない走り湯から伊豆山神社への参道837段で身を削ぎ、
伊豆大島を夜な夜な抜け出して、
富士山とか伊豆山とかの山々で修行してた術の使い手・役行者みたく、
遠隔で自在に身体も精神もコントロールしていた(!?)彼目指そうか(笑)

芸の術の使い手とともに、
アート未満のひとたちとたのしくクリエイティビティ発揮したい!
と思いを強くして、賀茂郡松崎町に向かいます。

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