草野冴月「歴史と自然と漬け丼(2日目)」
旅人▶︎草野冴月
滞在地域▶︎松崎町
マイクロアートワーケーション滞在2日目の草野です。今日は松崎町の自然を満喫してきました。
まずは、町役場の企画観光課にご挨拶に伺いました。お忙しい中ありがとうございます!温かく迎えていただけて、緊張が解けました。。。
その後、まつざき里山ファクトリーの土屋先生に案内していただいて旧依田邸へ!
300年の歴史が欅の柱に詰まっていました。すごい。
8年前までホテルだったんですね。その時に泊まってみたかった…!!
スタッフの森さんに松崎町についてのお話をたくさん聞いて、書きたい脚本の構想が浮かんで来ました。松崎町をめぐる短編集が書けそうです。
あのアイディア、実現できたらいいな。
そしてさらに山の中へ…
こちらは池代という地区。1人だったら絶対に足を踏み入れなかっただろう場所でした。割れ岩の中の道を通ると少し空気がひんやりとして、岩の温度を感じました。
わさびが育つ湧水は、伊豆半島を形成する火山の溶岩に染み出した水が、その隙間を通る間に冷やされたものなのだそうです。割れ岩の間にいた私は、湧水だったんだな。あの湧水くらい美しい言葉を湧き上がらせてみたいものです。
一度下山し、今度は富貴野山へ。
宝蔵院の苔に会いに行きました。
参道に足を踏み入れた途端、静謐な空気に。
ずらりと並んだ石仏の道は、苔で覆われていて柔らかく、一歩一歩まるで雲の上を歩いているような感覚でした。こんなに苔が群生しているのも珍しいのでは…。瞑想の森も幻想的。朝早くに来たら霧が出ているのかもしれない。
松崎の自然と歴史を感じた1日でした。
炭焼きと桜葉餅の関係性とか、もっともっと面白いお話もあったのですが、それはまとめの時に書くことにします。
ここからは、今日食べた松崎の美味しいもの
一旦宿に戻り、散策へ。
明日は海側へ!雨予報ですが、保ってくれると信じて。
今日は、土屋先生が教えてくれた蛍の名前の由来から着想したセリフを書いて終わりにしたいと思います。いつか松崎で蛍と星を見たいなあ。
「ホタルって、火が垂れるって書くでしょ。もう一つ”星が垂れる”って書いて『星垂る』っていう表現があるんだって。私はこっちの方が好き。見て。星が降りてきてくれたみたいでしょ?……蛍が星なら、人は死んだら蛍になってもいいよね。そしたら、大事な人に会いに行けるよね。」