見出し画像

本原令子「龍山の景色(5日目)」

10月23日(日)晴れ
朝7:45に出発。旅人の鈴木雄大さんの運転で、長谷山くんと3人で白山神社へ向かう。10人ほどの男性と、来週行うお祭りの前に神社の社務所、祈祷所、庭などの掃除をする。私と雄大さんと地元の方と3人で社務所の床に上げてあった畳を敷き、雑巾掛け。空気が澄んでいくようで気持ち良い。10時に休憩。隣に座った方がこどもの頃、新年はここまで歩いてきてお詣りすると、それぞれの集落へ向かって山の中をみんなが降りて行った話などを聞く。あとで、それは天竜川から流れ着いた小佛さんをここに祀ったとされる三室家の方だった。休憩後、お祭りで分けるお餅300個にのし紙をつけた。長谷山くんは機械を使って、草刈り。綺麗になった境内で、お弁当を食べて解散。

午後、雄大さんと長谷山くんは木こり体験に行った。三室さんが「青谷の吊り橋の真ん中に立って、山を見ると綺麗なんだよ。」と言っていたので行ってみた。

吊り橋

初日のサロンで会った大野さんが「うちからの景色がいちばん。不動の滝の先だからおいで。」と言っていたので訪ねることにした。途中の山道が細くて急で、のろのろと進みながらも不動の滝に着いた。駐車場から誰もいない遊歩道を歩いて滝まで降りる。誰もいないことが怖くて、滝を確認してすぐスタスタ階段を上がって駐車場へもどる。

大野さんち

大野さんちはあんがいとすぐにわかった。玄関で「こんにちわぁ。」と声をかけると、居間でゴルフ番組を見ていた大野さんが出てきた。私の顔を覚えていない、そうだよね、おたがいマスクをしてたし、今日は違うメガネをかけているから。畑から女性が現れて、ようやくお互い誰かがわかった。お茶をいただきながら、100年以上前に建った家の玄関から見る景色が気持ち良い。奥さんの名前は、今子さん。今年、採れた蒟蒻芋を見ながら「できたての蒟蒻を切ってたべるのがいちばん美味しい!何にもつけなくていい。」と話してくれた。一緒に作らないと食べられないヤツだ。

こんにゃくいも

夜は宿でバーベキュー。前日にお会いしたゆみこさんのご主人や三室さん、3日目にご飯を一緒に作った磯貝くん、静岡新聞の大澤さん、中日新聞の野瀬井さんに龍山未来創造プロジェクトの3人。綺麗な星空のもと、この滞在について話したり、雄大くんとのぞみさんが楽器を演奏した。音楽って一瞬でひとのきもちを変えることができて、うらやましい。

長谷山くんが「こんだけいて、まだ白倉峡も行ってないななんて。」と言った。そうだ、人にばかり会ってて、今日ようやく景色を観始めたんだ。明日は白倉峡へ行く。

神社の木

神社裏の木々