青木拓磨「ドタバタ旅行記にしたい」(滞在1日目)
青木拓磨です。東京在住です。パウンチホイールというバンドをやったり、「マーチ」という街歩きの演劇&音楽のライブをしたり、「ゾウノハナ合唱部」という合唱の活動をしたりしています。歌うということが全般好きです。以後お見知り置きを宜しくお願いいたします。
↑右から2番目が青木です
今回の滞在先に熱海を選んだ理由としては、なんとなくですが「海」そして「崖」と相性がいい気がしたこと。あとは昭和を感じさせる古い建物が好きだったことです。
小田急線のロマンスカーで小田原まで。そこから各駅で20分。思った以上に近かった。そして、熱海駅に降りたってみて、思った以上の傾斜角度でした。すぐ近くの伊東くらいの平坦なイメージでおりましたが、めっちゃ崖。
そしてほんとに昭和の熱海のCMやらの世界に迷い込んだような、ラビリンス感があります。
猥雑な感じも含めて、完全にこんな世界観。
この日は関東地方、全般に大雪警報が出ていましたが、熱海はちょっと雨強いかな、程度。
そぼふる雨の中、滞在先のナギサウラの戸井田さんに熱海の歴史だったり、社会だったり、色々とアテンドしていただきました。
同時期に滞在する旅人、タカカーンさんと共に。
↑ここまではっきり残ってる赤線地帯の名残りは、なかなか見れない。
自分が滞在制作の時に一番大事にしてること。それは温泉!
すべてのスケジュールは温泉を軸にして考える。温泉に入ってさえいれば、どれだけお酒を痛飲しても、どれだけ坂道を歩き回っても、翌朝残らない。という経験則があります。
というわけで、ナギサウラの管理マネージャーにして熱海に生まれ育ったA.Jさんに紹介されて行ってきました地元民の憩いの場、山田湯。
3人入ったら浴槽がいっぱいになる、地元民のための秘湯、的な。ドライヤーなんて気の利いたものなどありません。湯冷め上等。
タカカーンさんと行ったのですが、ちょうどいい時間帯だったのか、大渋滞起きてました。でも本当にいいお湯。回数券買ってもいいくらいの素敵湯。
井伊ゆ種。
明日からの全ての活動は、この山田湯を中心に考えることとします。
今回熱海滞在するにあたって、事前に情報源となっていたのが建築デザイナー&アーティストの安藤遼子さん。
Hand Saw Pressという名義で、リソグラフを使ったZINEの活動も行っております。
その安藤さんが、数年前から熱海に通っては何やら素敵そうなセルフビルドの小屋を建てている、しかも崖の上に!
という話は風の噂程度に聞いておりました。
その崖の上の小屋を建てている張本人が新居幸治さんという方。
ベルギー留学後、熱海に居を構え、空間づくりや洋服のブランドなどで活動されていた方、とのこと
とにかく、幸治さんに会え。そこから熱海の全て(主にキワモノたち)への道は開ける。
予備知識も何もない青木は、安藤さんのその言葉を胸に熱海に降り立ったのでした。
そして訪れたナギサウラには、安藤さんと幸治さんで作ったというZINEが!
まじ熱海、狭い!!
すべては繋がっている。
さっそく幸治さんの件の崖の上のセルフビルドハウスに明日、行ってみることに。
ここから熱海のコアな人脈(安藤さんいわくのキワモノたち)への道が開けていくことのわくわく感たるや。
なんというか、このnoteの投稿、ドタバタ珍道中的なものにしたいなと思っていて。面白い人たちと出会って(そのすべてがきっと熱海的なんだと思う、この町自体が猥雑で、キワモノ達を受け入れる土壌が整っているのでは)積極的に巻き込まれていきたい。
そんなワクワクとともに、1日目の滞在日誌を終わります。
ありがとうございました。