佐藤美代「焼津滞在記」(2日目)
焼津市に滞在してます、佐藤美代です。
2日目は、自転車を借りて焼津近辺を移動しながら資料館の展示や家庭文庫に行きました。
お昼に入った香賜園という中華料理屋さんは、お昼休みのサラリーマンとかで賑わってました。
テレビがブラウン管でタイムスリップしたような気分です。
そういえば焼津に来て2日間、ネットニュースとかテレビとかをほとんど見ておらず、焼津情報しか入ってこない状態でしばらく過ごしていましたが、久しぶりにテレビを見たらロシアとウクライナのこと流れていて依然として状況は変わらず、むしろ更に悪くなっていて核兵器のニュースで現実に引き戻されてハッとしました。
午後は歴史民俗資料館へ。
「祈りのかたち」という企画展がやっていました。常設展示の「第五福竜丸の被曝事件」の展示は、ここで見ることが出来て本当によかったです。
こじんまりしたスペースではあるけど当時の混乱した焼津の様子や被爆者、遺族の気持ちが凝縮された展示でした。
亡くなった久保山愛吉さんが、家族に向けて書いた手紙も展示してありました。
残された被爆者の声を聞くことの大切さを痛感し、戦後70年以上経っても、核兵器が無くならない、利用しようとしている世界のことを悲しく感じました。
午後は自転車で 30分くらいの場所にある、「家庭文庫もりのいえ」へ。昨日みんなの図書館さんかくの利用者さんに教えてもらいました。
所蔵本はもちろん、設計にもこだわりが詰まっていて子どもたちの目線に寄り添ったような、あたたかい空間でした。「家庭文庫もりのいえ」を開設された今村さんは学校司書として14年間小中学校で勤務し、数年前に自宅を改装して家庭文庫を開設されたそうです。この日は東京から、同じく家庭文庫をされているご友人もいらっしゃっていて家庭文庫や子ども、本の話で盛り上がり、お二人に読み聞かせをしていただきました。
大人になって読み聞かせをしてもらえる機会なんて、なかなかないのでとても貴重な経験でした。
焼津には、本当に良い図書館がたくさんあって良いなあと思いました。
3日目は昨年できたばかりの「ターントクル子ども館」に行ってみたいと思います。
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