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蜂谷充志と仲間「春めいた龍山に」1日目

何度となく通過していた町に仲間と滞在することになった。その町は信州諏訪湖を起源とする竜の動きを見立てたような天竜川を中心に、向かい合うようにそびえ立つ山あいで構成された地域。
1日目、龍山四季の森のメンバーと共に町の中を巡ってきた。
美しい風景とは裏腹に便利さからは距離があり、そこに住む人は減っているという。使われなくなったものが目立ち、その記憶と変わらぬ空気の香りが残っている。いま、他国から悲惨な事実が突きつけられている。人はどうして破壊を繰り返すのか。ここ龍山には、歴史を重ねて「残っている」だけでも素晴らしいと思える風景、建築物、人のつながりの魅力が詰まっている。
(はちや)

山々が連なる景色は小さい頃から見てきたこともあり、他の皆よりも一歩引いた目線で龍山を見られるように心掛けていた。
そして私が今日一日を通して特に印象に残っているのは「天竜川」である。
龍山の歴史に触れて川というものの偉大さを知らしめられた。
古代文明たちがそうであったようにこの龍山の文化も天竜川によって産み落とされたのだと思うと歴史の一端を担っているという自覚が芽生えたように思う。(とづか)

今日は蜂谷と仲間たちで、親しみある浜松龍山にお邪魔することになった。私は浜松が好きで、日頃から浜松をドライブしているのだが今回龍山を回って私が知っている浜松とはまた違う顔を見ることができた。
写真のアルコール消毒装置は今回二カ所で同じものが設置されていた。どうやら杉の木で作られたらしく龍山の杉が生かされており素敵だった。(まつしま)

凧上げについて説明を受ける我々

龍山一日目。天竜川と山々があるこの地域では南からの風にそせて大きな「ぶか凧」を飛ばす。さまざまな家庭で大きな凧を今か今かと待ちしばらくすると空一面を無数の凧が覆うと思うと圧巻だろう。その凧は600メートルまで飛び独特な音は山を越えるということを聞いてかっこいいと心から感じた。
この地域だからこそできる独自の凧上げは男のロマンだと感じた。いまでこそインターネットの普及やころなかによって外に出る機会を無くした我々だがアクティブな古き良き文化はやはり心を震わせた。この文化をなくさずとぎれさせないために、継承しいつまでも健康であってほしいと感じた。(カワグチ)


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