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堀 園実「駿河湾の向こう側」(5日目)

早くも最終日。
昨晩の余韻も残る中、宿を出る。雨上がりで地面はしっとりと、山の上は霞がかり、そのうち太陽が出てきてとても爽快な朝。

磯の香りに包まれた港

朝のパンは今日もコスタフォルノさん。お店は港すぐ近くにあるので、買って港で食べるのがおすすめ。
持ってきたけどあまり出番がなかったフィルムカメラを取り出し、お散歩しながら港の風景をパシャリ。

海、穏やか。砂さらさら。

松崎町観光協会へ立ち寄り、早めのお礼のご挨拶を。ホストの清水さん、佐藤さん、そして武彦先生には海から山からいろいろなところに連れて行ってもらい、松崎町の自然や文化、楽しみ方を教えてもらった。みんな自分たちの生まれ育った松崎町をとても愛しているのが伝わってくる。私もそんな風に地元を愛せたらいいな。みなさん、本当に感謝です!

マスクの下はみんな笑顔ですよ〜

町のメイン通りを少し山側へ入ったところに仏の小道がある。

旅人のための仏の小道

「昔この地で亡くなった無数の旅人の霊を慰めるためにここに安置されたものです。毎年、春秋の彼岸に供養が行われ、観光へ訪れる方々の安全を祈っています。」花とロマンの松崎町(案内板より)
この旅を見守ってくださりありがとうございますした。


しょっぱい桜葉とぎっしりのこし餡。

最後は清水さんがお土産に持たせてくれたベーカリーショップ清水屋さんの桜葉あんぱんを中川の桜並木で頂く。五感が松崎のものでいっぱいに満たされた贅沢なひと時。
松崎の旅、シメの味。

帰りのフェリーより、遠くなる松崎町を眺める

駿河湾の向こう側。
こちらとあちら、今も昔も松崎と清水は海を通じて繋がっている。
私が眺めるいつもの海岸風景は、この旅のあと少し変わって見えるだろう。


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