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白井真優6日目 三島市 「自然発生」


本日は、朝、富士宮の宿の方にお礼を言って、また来るときは農作業を手伝ってねと約束をしました。

三島へ戻り、市長へ挨拶をして。

空き家対策でリノベ中の物件があるので、そこで踊ってほしいということで、最後にダンス。

そのあとは、ホスト山田さんに呼ばれてミーティングでした。

アートで何か起こせないかというときに

私が一番、この旅でいいな~と思ったのは、

農家民宿をされてる方が言っていた「自然発生」という言葉でした。

自分自身もアートで社会とどのようにかかわっていこうかというのを考えます。

周りのアーティストの友人たちは、人によればがっつり助成金を捕まえてきて、作品を作る人もいるし、フルタイムで働きながら細々と作品を作る人もいる、副業をしながらもいるし、もう貧乏覚悟で家無し生活ぎりぎりで作品を作り続ける人もいる。

どの手段もその人たちの選んだやり方で、素敵だな~と思っています。

自分はどうしていこうかと考える。

昔は助成金がないと大きな作品は作れないから、舞台芸術であるダンスはお金もいるので(照明、音響、稽古場、等たくさん!)、自分は芸術業界に認められないと!なんて思っていた時期もあったのですが、

最近では、そんなに上からの支えがなくても勝手にいろいろ
場所提供してもらえたり、支えてもらうことも可能だと気づきました。

今回静岡アートカウンシルのこの企画は
広げるためのきっかけをもらえた気がします。
大きな目標を掲げなくてもいい、この緩い感じがよかったのかもしれません。

静岡という、まったく、知り合いもいない土地に今回はあまり、「~をしよう」というのは考えず、まずは、その土地に真っ白な気持ちで行って、時間、気持ちの余白の中から何かを生み出していく。

旅で出会ったいろんな素敵な人たち。
そこから自分の興味等を話すといろいろ葉脈のように、つながっていきました。

この、自然に発生させていくという力もアーティスト力なのかもしれません、現にフラッと仲良くなった農家民宿さんと今度、音楽祭をしよう!となったり、
ダンスをこの場所で踊ってよ!という話になっています。

このそこまでアーティストとしてのカリスマ性?がなくてもいろいろローカルと関わり面白いことができる。
これもアーティストの力なのだと思っています。

さて帰阪です~。

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