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カトウマキ「風がはこぶもの」(7日目)

今日は早起きして朝ラーに行く。メンバーは土肥さんと、みんなの図書館さんかく 名誉副館長の鈴木さん、旅人の冬木さんと私である。朝が早いお茶摘み農家さんや、漁師の方々が食べていたご飯らしい。私の住んでいる場所は焼津市の隣、静岡市であるが、静岡市は朝ラーという文化はなく、朝からラーメンを食べたことがない。そして、驚いたことに温かいラーメンを食べた後に、冷たいラーメンを食べるらしい。季節は関係ないとのこと。さすがに、そんなたくさんは食べられないと思い、温かいラーメンだけいただくことにした。スープはものすごく出汁が効いていて、とてもおいしい!味は醤油ベース。麺は、表現難しいが、蕎麦をもう少し硬くしツルツルにさせたような、んー、例え難しい。。。この麺は、志太地区のラーメンの特徴とのこと。

その後、今日は最終日なので商店街でお世話になった方々へご挨拶。その後、初日に月のアトリエtantanの二月(ふづき)さんから教えていただいていた、菓子職人リリピットさんへ伺う。タルトが美味しいと聞いていた。店に着くとタロットが無く、残念がっていると、店主が急遽作ってくれると言う。なんと優しい!午後にまた来ることとなった。そして、少し店主と話した。アートに対して理解のある方で、このマイクロアートワーケーションに対しても誉めてくださった。物事を違う目線で見るのは大切だと。ものすごく、共感。そして、ターントクルこども館の1階を入ってみる。1階は図書館になっている。子供達が見やすいように本が配列され、遊び場もある。私も数冊読んでみる。
・いわむら かずおさんの「ふうとはなとたんぽぽ」
・楠 章子さんの「ばあばは、だいじょうぶ」
どちらも気づきのある本であった。子ども達が読んでくれるといいな。そして、子ども達がいる空間というのはいい。それだけで、希望を感じる。

その後、花沢の里へ向かう。海の雑草は描いたが、山の雑草は描いていない。なのでどうしても、山に行きたくなった。花沢の里は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているし、ハイキングコースにもなっているため、登山者も多い。山に囲まれて育った私にとって、すごく心地良い。

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山を登っていくと、ふとカタバミと目が合い、描く。

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カタバミ

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感覚や状況のメモ。

カタバミを描いていると初めて何を描いてるか、人から聞かれた。犬の散歩をしている(おそらく)ご夫婦から。会話はそれだけであったが、港では声をかけられなかったな。

車を取りに駐車場へ戻る途中(花沢の里の入り口あたり)、小さな古民家で70代くらいの男性から温かいコーヒーと焼き芋を振舞われる。焼き芋は、甘くてとても美味しい。聞くと、日曜だけこうして登山者たちに振る舞っているらしい。その気持ちが、とても温かくて嬉しい。男性の近くに、おそらくお孫さんであろう、そばに居て可愛かった。おじいちゃん子なのかな。その奥で女性達が、野菜を少し売っている。美味しそうだったので、購入する。

そして、再び菓子職人リリピットさんへ行き、タルトを受け取る。その後、2日目に行った瀬戸川の鳥達をまた眺めたくなった。瀬戸川の河川敷に着くと、今日は鴨が多くいるように見える。すると突然、黒っぽい鳥が鴨の群れの泳いでいる川に飛び込むように、勢い良く入る。鴨達は一斉に飛び立つ。その光景に、見入ってしまう。

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2日目もそうであったが、今日も三脚につけたカメラを構えて、川を向いてる人たちが並んでいる。何を撮っているのか気になったので、男性に声をかける。すると、鷹の一種の「みさご」という鳥を撮っているとのこと。先程見た、黒っぽい鳥のことらしい。川の中の魚を狙っているようで、人間の目では追いかけられないほどの、すごい速さで狙うとのこと。そして、このミサゴをこれほど近くに見られる場所はなかなか無いらしい。ちょっと、穴場を知れたようで嬉しくなる。

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川は風が吹くと、ざわめく。

これで最終の7日目終了。お土産に、話題の焼津かつおラーメンのカップラーメンと、花沢の里で購入した青島みかんと肉厚のしいたけ、リリピットさんのタルトを持って自宅へ。到着すると、悲しいことに「カップラーメンは地元スーパーにも売ってるよ」と旦那さんに突っ込まれた。

では、今日はこの辺で。今回の旅の出会いを整理して、また投稿します。それでは、おやすみなさい。


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