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長谷部勇人「紡ぐ(5日目)」

楽しい滞在も今日が最終日。朝起きると、昨日の杉の木を切り倒した疲労で久しぶりの筋肉痛だったため、最終日はフリー活動の時間に充てておいて良かったです。まぁ、ここは浜松市なので、シンエヴァのモデルになった天竜二俣駅に立ち寄ったり、さわやかハンバーグを食べて楽しみました。

とりわけこの地に特化しているものと言えば、お土産屋さんで見つけたキレイなストライプ模様の布地です。これは江戸時代から続く遠州地方(西静岡)の歴史ある織物だそうです。もともと手織りだったのですが、明治時代に機械式織機が導入され、遠州の繊維業がさらに発展しました。この機械式織機を当時製造していたのが、浜松を拠点にしている自動車メーカーのスズキです。機械式織機とエンジン開発の関係性はおもしろいですね。

こうしたように以前に取り組んでいた出来事が、現在は別の形で仕事に活きて来る事例を知ると強く心が惹かれませんか?今回の天竜区龍山町の旅が具体的に将来どのように活きていくかはわかりませんが、自作楽器に取り組んでいる以上、木材ができる環境や工程を実際に見たり知れたことは間違いなく良い機会になりました。ここで出会えた人達の顔を思い出すと、いつか「天竜のギター」を作って再び訪れたいと思えます。

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