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持塚三樹 「土産」(#MAW活動日録まとめ )

MAW活動中の松崎町滞在から約2週間が過ぎ、やっと友人知人や絵画教室の生徒さんへのお土産配りが終わった。お土産の数を数えて注文した時、生徒さん分も入れたら約120人ほどであることに気づきどうしようか迷ったが、「蔵ら」さんの「まゆこ」というお土産が、自分で餡を入れるタイプのお菓子でみんなで楽しめるので100個注文。爆買いな気分が少し楽しい。「まゆこ」はここの産業の蚕の繭の形を模した最中で、餡の種類はつぶあん、さくら葉の塩漬け、桑の葉の餡の3種の味が楽しめる優れものだ。これをみんなで土産話をしながらワイワイ楽しんで食べた。

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帰り際、蔵らさんからのお土産で稲荷寿司をいただた。帰るときに松崎町での出来事を思い出しながら食べることができとっても嬉しかった。でも頂いた土産はこれだけじゃなかった。はやまさんのさつま揚げ、手ぬぐい、清水さんのお米。

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時間も経ち、土産って言葉の成り立ちが気になり始めた。良く考えたことはなかったけど、「土」から「産」まれるって字だった。身近すぎて気づかなかった言葉だけど、単純だけどその通りって妙に納得している自分がいる。 滞在期間の約1週間この土地の人・文化・美味しいご飯に毎日出会って、段々と僕の身体と脳がここの土地に馴染んでいく。物質は無くなってしまうけど、体が体験したものはずっと残っている。映った光景、体験、記憶も松崎町からいただいた大事なお土産だったことに改めて気づく。短い時間なので良いことしか目に映らないけど、気持ちは一つ故郷が増えた感じである。

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MAWは様々な表現者が散らばって、それぞれの土地に滞在して活動を行う、新しい人が加わるとその場所に何かしらの変化が起こる。それは単なる旅人ではなく、人や文化が変化するキッカケにもなり得るものだと思う。
数日前、松崎町の町長選挙があり新町長に変わり、松崎町も変化をし、より良い町になっていくと期待したい。というか期待という字、待つという字がはいるので違うのかな。一緒に変えていくのは人だから、待っても何も産まれないので一緒に作り出さなければ。僕もMAWをキッカケに変化の創作にいつか携われるといいなと思いました。そういえば土産の続きで、僕の方は「お店芸術巡り」で訪れたお店の一つに「置き土産」をしてきました。
松崎町に訪れたときは探してみてくださいね。

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