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携帯獣微細構造学

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ポケモンの微細構造について考える架空の学問
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#微細構造

File.02 モルフォンブルーの謎

昨年、夏のC102で頒布した「携帯獣微細構造学 蛾の光学I」で、色違いの青いモルフォンについて考察しました。 今回はこの拙著をベースに、改めてモルフォンの色について考え、まとめてみました。 モルフォンとモルフォチョウ「モルフォン」は、最初期に登場した大型のむしの怪物で、最初に「どくがポケモン」と分類されたポケモンです。 分類の通り「蛾(ガ)」であることが明言されていますが、その名前と最も似た生き物が、今回の疑問の発端となる「モルフォチョウ」です。 モルフォチョウは、中南米に

File.01 ハートのウロコの構造色

微細構造についての妄想をnoteにまとめていく活動を始めました。今回は、その第1回目です。 ポケモン週末レポート今回は、リモポケ学会さんの企画「ポケモン週末レポート」の2023年12月30日のお題『No.370 ラブカス』で投稿したツイートについて触れます。 ラブカスとハートのウロコの関係ハートのウロコは、主に野生のラブカスから手に入れることができる「どうぐ」です。その入手方法や落ちている場所、形状などから、ラブカスのウロコなのではないかと言われています。 最近のSwi

携帯獣微細構造学 序論

携帯獣微細構造学とは?「携帯獣微細構造学」とは、ふしぎなふしぎな生き物であるポケットモンスター、縮めて「ポケモン」の「微細構造」について空想する学問です。 「とうきょうタワーもとびこえる」 「アイアントを溶かして食べる」 ゲームの中では表現されない驚異的な能力や弱肉強食の世界など、ポケモンの生態が書かれている、ポケモン図鑑。 ポケモン図鑑の説明文には、生態に関することだけでなく、伝承やうわさなど多種多様な記述があり、全ての始まりである赤・緑から最新作のスカーレット・バイオ

リモポケ学会でポケモンの微細構造について発表しました

2022年10月にYoutubeで開催された「第5回リモートポケモン学会」で、「ポケモンの微細構造について考える」というタイトルで発表させていただきました。 アーカイブはこちらです。 以下、発表の経緯などの裏話の記録になります。 正直ほとんど中身のない文章ですので、ご興味のある方のみ、お付き合いいただければと思います。 リモポケ学会参加のきっかけ リモートポケモン学会、通称「リモポケ学会」、あるいは「リポ学」は、『ポケモン』の魅力を語りたい人が集い、 プレゼンを配信す