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【私の働き方実験】ライターが海外マーケティングツールを扱えたら、どれくらい仕事の幅が広がる? #研究報告書

5月の終わりから始まったランサーズ「新しい働き方LAB」研究員活動は、本日で終わりを迎えます。

そして、私のアウトプットは前回アップした研究計画書(しかも今月2日)と、最終日駆け込みのこの報告書のみとなってしまいました。

コミュニティにも積極的に参加され、結果を残された方も多い中でこっそりと出させていただく報告書ですが…研究員として名を連ねた小さな証しとして、反省をこめて書かせていただきます。

◆実験の目的と背景

今年はじめ、クライアントから「ライティングと合わせて作業できないか」と依頼があったのが、ClickfunnelsとKajabiの構築作業でした。
どちらも米国のマーケティングツールで、ClickfunnelsはLPを作成し、オンライン上での販売の自動化ができるツール、Kajabiはオンライン講座用のプラットフォームです。
ともに日本語対応しておらず(日本語LPや講座サイトを作ることはできますが)、まだあまり知られていないツールでした。しかし、国内ツールではここまで自動化できるものがないため、「今使えるようになればきっと仕事になるよ」とクライアントに修得を勧められたのが今回の実験テーマを思いついたきっかけでした。

◆検証したいと思っていたこと

*Clickfunnels・Kajabi構築に対応できることを、ランサーズのプロフィール・スキル出品に掲載してみて、反応があるかどうか

*同じく海外メルマガ配信プラットフォームであるConvertKitを日本のメルマガスタンドと比較。自分でメルマガを発行し、使いやすさを検証

◆研究活動の概要

当初は、以下のような活動を考えていました。

ランサーズのプロフィール・スキル出品にClickfunnels・Kajabi構築に対応できることを記載。プロフィールを見た人が増えたかどうか、実際に相談があったか、仕事に結びついたことがあったかを検証
ランサーズやWeb上で競合がいるかどうかリサーチ
ConvertKitを使い、自身のメルマガを配信
国内のメルマガスタンドとConvertKitの比較を行う

しかし、後述しますがほぼ活動できず。

◆結論と根拠・気づき

<結論と根拠>
結論:仕事の幅が広がる可能性はゼロではないが、低いと思われる

根拠:
・ランサーズ上で海外MAツールに関する募集は非常に少ない。本日現在で「clickfunnels」と検索すると14件がヒットするが、実際にclickfunnels構築に関する案件はそのうち半分ほどである(2018年や2020年等、古い案件も含む。Kajabiも状況はほぼ同様)。

・自身は結局スキル出品しなかったが、ランサーズ上で「clickfunnels」「Kajabi」でスキル出品を検索した結果、該当する出品はゼロ。少なくともランサーズ上では需要は少ないと考えられる。

<気づき>
・研究テーマを思いつくきっかけとなったクライアントも、現在は海外MAツールは使用しておらず、既存の国内ツールに戻っている。現状では、ツールの需要が拡大しているようには感じられない。

・基本的にクライアントのアカウントを用いて作業を行うため、クライアントがツールから離れてしまえば自身もツールに触れることができない。研究テーマに関して自身で環境をコントロールできない状況であり、研究テーマ設定自体に無理があったと感じている。

◆研究に関する考察・これから

<考え方・価値観>
今後、こうした海外MAツールのニーズが増えた場合でも、構築作業を請け負うような仕事は自身の負荷を増やすことにつながる。労働集約型の働き方から脱することを目標としているため、新たなツールを修得して「仕事の幅を広げる」という方法は、自身の目的とそぐわないことに気づいた。

<具体的な成果・仕事・働き方への影響>
今回の研究テーマに関わらず、本業のライティング・校正案件においても、依頼をいただいた際に以前より慎重に考えるようになった。「労働集約型の働き方を脱する」という目標がよりはっきりし、それに基づいた行動を取るようになったと思う。

◆全体振り返り

研究テーマ自体にけっこう無理があり(まさか選ばれるとは思わず、締切当日くらいに思いつきで考えたテーマでもあった)活動のモチベーションを保つことができず、さらに自身の東京から岐阜への移住が重なったこと、本業であるライター業が多忙になったことから、「幽霊研究員」のような感じになってしまいました。

研究員コミュニティにもほとんど参加できませんでした。Slackはまたたく間に追いつけなくなり、研究活動もできていないし、そもそもコミュニティというものに対して苦手意識が強いこともあって、途中から勇気を出して絡むこともできず…。しかし、コミュニティを率いていく人、活性化させていく人がどのようにに人を巻き込んでいくのかを垣間見られたのは、とても参考になりました。自身のコミュニティ苦手意識を改めて実感し、「それはなぜか?」「ここからどう変わるか?」という視点を持つきっかけになりました。

何もできなかった「幽霊研究員」の私ですが、まず、研究員として選んでいただけたことは大きな喜びでした。特段のやり取りはせずとも、Twitterやnoteでフォローしたりしていただいたりした研究員の方々は多く、今後もこうしてゆるく繋がっていけたら嬉しく思います。

今後このnoteは、ライター活動や移住生活、子育てなどについて綴っていく場としたいと思っています。

ランサーズのスタッフの皆さま、第一期研究員の皆さま、本当にありがとうございました。


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