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バガヴァッド・ギーター 9-19

今年に入ってから、日々のSadhana(精神修行・プラクティス)として、バガバッドギーターのサンスクリット語での写経、詠唱をはじめました。

こちらでは、バガバッドギーターカード(オラクルカード)を用いて、1シュローカ(テーマとなる詩)を一つ選び、1週間、練習を続けた後に、サウンド・クラウドにてシェアしていきます。

シンプルなアンビエント・アレンジで、ヒーリングミュージックとしてお楽しみいただけます。

繰り返し、お聴きいただくことで、マインドではなく、ハートと身体でギーターの意味をご体感いただくことができます。

Bhagavad Gita 9-19

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分け御霊としての自身を想う時、私たちもまた、Sat: 霊(目には見えない精妙なスピリット)とasat:物質(肉体・三次元的存在)の両方である。

先日、ここマラムの町(オーストラリア)で地元のみんなに親しまれていたタロット使いのおばさんが亡くなった。
直接の原因はCovidと診断され、ICUで3週間ほど、マージナル(境界)を過ごしたのち、Satの世界へ還っていった。

彼女と直接にお話ししたことは、そんなに多くはなかったけれども、抱きしめる聖者、アンマのバクタであり、また、昨年、わたしの自宅が火災で全焼したさい、家族とわたしを想って、手作りのお守りをくれたご縁がある。

おそらく50代半ばだったろうか。
あまりに早すぎるその死に、じぶんも含め、周囲のショックは相当に大きかった。
けれども、普段からタロットを通して、あちら側(意識・精神世界)とこちら側(肉体世界)とを行き来していた彼女だから、きっと、三次元を超えたレルム(領域)に、宇宙からの志事を授かり、肉体を離れたのだと想う。
それは、わたしにとっては、普遍的な「いのち」というものへの一つの信頼に近い感情なのだ。

この惑星に降り立ったすべてのアルジュナへ。
そして、ちょうど、彼女が病院で辺境に立っている時にプラクティスしていたこのシュローカ、
クリシュナの歌を、貴女の旅立ちの歌として捧げます。


アルジュナよ、わたしは熱を与え、雨を留め、また雨を降らせる
わたしは不死(imortality)であり、また死(mortality)である
霊と物質は両つながら、わたしなのである



訳参照
神の詩 バガバッド・ギーター
田中 嫺玉訳

バガバッドギーターカード
向井田みお

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