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絵柄の描き分けの話とイラストカットまとめ

こんにちは、micophy(みこ)です。すっかり秋になってしまいました!寒い!待って寒い!!(季節感についていけない)

7、8月はご依頼が落ち着いていてちょっとしょぼくれていたのですが笑、9月にどっと舞い込みまして、noteの更新が止まってました。ご依頼頂きありがとうございます…!すでに何件か完了したものもあるので、またnoteにてご紹介させてください。

イラストカットまとめ

最近イラストカットのお仕事をさせて頂くことが増えてきました。その際、ポートフォリオとしていくつか画像を掲示するのですが、その時の画像や、実際にお仕事として描かせて頂いた物を、こちらにまとめようと思います。

■CGらしい素材イラスト

イラストカットまとめ1

素材-01

表舞台に立ちにくい小道具をピックアップしました。見栄えがするものを選んだので笑、これらはほんの一部です。

便利な世の中なので素材集というのもたくさん出回っておりますが、私はこういった小道具をいちから作るのが大好きで…。素材集に頼るのがもったいなく感じてしまい、このように必要とあらば作成しています。

特にillustlatorだと拡大縮小の融通がききますし、自分で作っていれば権利的なところで問題になることもないので便利です。柄などはそのままPhotoshopに持ち込んで、スクリーントーンのような使い方をしたりもしています。

■シンプルタッチのイラスト

イラストカットまとめ2

イラストカットまとめ3

こちらはWEBメディア様向けに描かせて頂いているカットイラスト。こういったシンプルなデフォルメ調を描くのは好きなのですが、これまでは機会がなく表に出すことがありませんでした。また、普段男性を描くことがないのでとてもレアです。笑

実際は決まったサイズの中にこのイラストを配置し、記事タイトルと一緒に配置して納品させて頂いています。ダルトーンのピンクやブルーといった色合いは、サイトでの使用カラーに合わせ統一しています。

■手書き風タッチの説明イラスト

リーフティー紅茶の入れ方

こちらはphotoshopを使用した手書き風のイラスト。よくある『説明をイラスト化』したものです。こちらはクライアント様から、こういった絵も描けますか?とご連絡があり、描き下ろさせていただいたもの。ラフな感じは生かしつつも、文字の読みやすさや絵のバランスなど、目に見えないバックグラウンドをしっかりしないと煩雑になるので、現在のところは自分で簡易グリッドを作成して、透かしながら作成しています。

昨今のイラスト界隈では、いかにもデジタル!なタッチのブームが落ち着いてきて、デジタルの中にもあたたかみや親しみを感じられる手書き風タッチが流行っているな、と印象を受けます。現に私も、普段創作活動で描いている女の子たちのイラストが、デジタル開始直後はillustratorメインで描いてたのが、今では超アナログな水彩絵の具を使って描くこともあります。皆、原点回帰しているのかも知れません。

白雪姫

↑確か2015年頃に描いた、わりとごってごてのデジタル絵(8割illustrator)

櫻倶楽部 統合2

↑水彩を使用して描いた絵(デジタル編集もしていますが)ちなみに、背景の桜はillustratorで作成したものを使用しています。

描き分けについて思うこと

上のように、アナログな手書きっぽいorデジタルっぽい、といった表現の方法や、人物をリアルorデフォルメといったところで、絵の幅は変わってきます。イラストレーター界隈では、物でも人物でも、仕事の内容によって絵柄を大きく描き分けるかどうかという議題って、度々浮上しますよね。

私は 描き分ける方向 で今現在お仕事させて頂いていますが、

仕事によって描き分ける=オールマイティー型の器用タイプ(A)

ひとつの絵柄を通す=ブランド性のあるオンリーワンの絵師タイプ(B)

と個人的には認識しています。(便宜上A・Bとしています)

どちらがいい悪いだとか優劣の問題ではなく、それぞれに長所も短所もあるので、イラストを描く側本人の考え方なんじゃないかなと。

つまり、目的によるんじゃないかなーって。

私の場合は、自分が人よりちょっと得意なことを生かして、それを必要としている人たちの手助けになったら、お互い幸せだよね!という気持ちがあります。

ゆえに馴染みのない分野・馴染みのないモチーフでのイラスト・デザインをさせて頂くのが全然苦ではないので、女の子の絵以外のお仕事も率先して立候補したりしています。お仕事をさせて頂いてなかったら絶対知るはずのなかった世界を覗かせてもらった気分になったり、ほんのちょこっと得られた知識などの副産物があるのも好きです。

仮に、絵を描く目的が『可愛い女の子が描くのがとにかく好きだから仕事にしたい』『私の描く女の子で世の中を埋め尽くしたい』(←笑)だったら、おそらくBタイプになるでしょう。(タイプBはフォロワーの多い有名絵師さんや画力がはちゃめちゃ高い神絵師さんなど、作家性の強い方が多いイメージなので、現状の私ではなろうと思ってもなれない、とも言えます。画力ほし~!!!!!)

馴染みのない分野に興味が持てないからやる気が出ない…なんて方はもしかしたらBタイプかも知れないし、そもそも絵と仕事を結びつけること自体、自分の目的に合わない場合もあると思います(自己表現タイプ)。

もともと私は、何か絵を描く目的や使用用途がないと絵が描けない質で…。(そのせいでデザインを学んでた大学時代に苦い思いをしたことがあるので、その件はまた別で書けたらいいな)

それがあったのでならいっそお仕事として描いた方が描きやすいのでは?と思ったのがきっかけでした。得意分野を生かしたい、と自身でも気づかなかった目的を見つけられたのも、お仕事をさせて頂いたからの気づいたことでした。それまでは、描き分けについては「無個性では!?とって変わられるじゃん!」などとも思うことがありましたし、実際Aのデメリットはそこだと思ってるんですけど、そこはまた仕事術とかそういう話になってくると思うので割愛…!

就職活動をしていたうん年前(わりと氷河期)、自己分析をしろ!と口酸っぱく言われ、散々やりましたが、実際やってみなきゃわからないということも多かったので、気付きとして残そうと思い、こんな内容の記事になりました。誰かのお役に立てたら嬉しいです(最後の締め方毎回適当)



現在ご依頼は、僭越ながら10月以降のご予約制となっております。本業であればもっともっとお受けできるのですが、いかんせんほとんどが土日祝での作業となるので、私としても不本意ながら、このようにさせて頂いています。

お急ぎの内容でなければ、「こういうデザインってできる?」「こういう絵って描ける?」など、お気軽にお問合せください。また、よくお問合せ頂く内容などをまとめた記事を、近日中に公開する予定です。

引き続きどうぞ宜しくお願い致します!


あとよければ…一番メインでやってるtwitterがあと少しでフォロワーさん200人なので(やっとこさです…お恥ずかしながら…)…フォローもしてくださると嬉しいです…!


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