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唾液のお話 その2(#4)

こんにちは! yumikoです❤

3日坊主回避記念(笑)!4回目のブログは「唾液のお話 その2」です。

前回は「唾液とは何ぞや?」について、そして唾液には大きな7つの働きがあることをお話ししました。

●食塊形成作用
●消化作用
●溶媒作用
●抗菌作用
●再石灰化作用
●緩衝作用
●自浄作用

今回はそれぞれについて、くわしく説明しますね(^^)

【食塊形成作用】(食べ物の塊をつくり飲み込みやすくする)

唾液は、食べ物を湿らせて飲み込みやすくします。唾液に含まれる「ムチン」というたんぱく質には粘性があり、食べ物が塊になりやすく嚥下がスムーズになります。

消化作用】(消化酵素により消化を助ける)

唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれています。アミラーゼはデンプンを分解して吸収をスムーズにします。消化というと胃や腸の役割のようなイメージがありますが、唾液も消化の一翼を担っているんですね。

【溶媒作用】(味覚を促す)

味を感じるのは舌にある「味蕾」という器官です。味物質が唾液に溶けることにより、味蕾で味として感じます。なので、唾液が十分に分泌されていないと本当の味が感じられないのです。よく噛んで唾液の分泌を促すことで、食材のもつ本来の味を堪能しましょう。

【抗菌作用】(細菌の働きを抑制する)

唾液にはリゾチーム、ラクトフェリンなどの抗菌作用を持つ成分や免疫を担う免疫グロブリンAが含まれています。これらの働きにより、お口の中に存在するむし歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖や働きを抑制したり、お口を通して外部からの細菌やウイルスがからだの中に侵入するのを防いでくれます。また、ペルオキシダーゼという成分は発がん物質の毒性を抑え、スリピという物質はエイズウイルスのリンパ球への感染を抑制する働きがあります。

【再石灰化作用】(むし歯を防ぐ)

細菌が作り出した酸によってエナメル質(歯の表面の一番硬い部分)の成分が溶け出します(脱灰=むし歯に至る一歩手前の状態)が、唾液に含まれるカルシウムやリン酸などのミネラルがそれを修復し元の状態に戻そうとします。この作用を「再石灰化作用」といいます。

【緩衝作用】(お口の中を中和する)

食事をするとお口の中が酸性に傾き「脱灰」(歯の表面のエナメル質が溶け出す)が起こりやすくなりますが、弱アルカリ性の唾液の働きにより中性に戻します。この作用を「緩衝作用」といいます。前項でも書いたように「脱灰」とはむし歯の一歩手前の状態で、肉眼的にはエナメル質が白濁して見えます。健診で「CO」といわれるのはこの段階です。お口の中のpHのバランスを保つことで脱灰を抑制しむし歯の予防につながります。

食後30分~1時間かけて唾液の働きによりお口の中のpHバランスが整います。これから考えると、食後の歯みがきは食後30分ほど経ってからするのがいいですね。

【自浄作用】(お口の中をきれいにする)

毎日1.0~1.5ℓ分泌される唾液!歯の表面についた食べかすなどを洗い流し、お口の中をきれいにしてくれます。


唾液にはこんなにいろんな働きがあるんですねー!


唾液を出しやすくするには・・・

★こまめに水分を摂る

★唾液腺のマッサージをする

★舌のトレーニングをする

そして

★よく噛む!お喋りする!歌う!笑う! 👈これら、めちゃ大事〜

デス😊👍


唾液なんて出てあたりまえ、食べ物を飲み込めるなんてあたりまえ、食べ物の味を感じるなんてあたりまえ~~

って、ふだんはいちいち唾液の働きなんて意識しないですよね😅

でも、わたしたちのからだには「お口」という小さな世界にも、こんなに精密に体内の環境のバランスを取り、からだを守る仕組みがあるんですねー。


「唾液さん、ありがとう❣️」


やっぱり小宇宙✨ミラクル✨✨✨

《次回は、食事とお口のpHについて書こうと思います(予定)》


今日も読んでくださりありがとうございます😊

Thank you for visiting!

Peace to you all, Love to you all😘

yumiko💓

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