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夏の記録 メモ

太り過ぎで足の小指にマニキュアを塗るのが困難だ。小指以外も覚悟を決めて「せーのっ」って、心の中で言わないと塗れないくらい辛い。
何も塗れられていない小指は居場所がなさそうなに見えるが、良いように言えば何色にも染められない凛々しさを感じる。別にどちらでもいい。その日の気分で解釈は変えよう。

今年のサンダルは靴擦れがひどい。大概こういうのは履いていくうちに自分の足に馴染むのが通例だが、今年のサンダルは履くたびに違う場所で靴擦れを起こしている。常に足のどこかしらが痛い。この前、寝ている間に瘡蓋が剥けてしまって布団が血まみれになった。
すぐに捨てるべきだけど、布団がやっと自分のものになった感覚があって捨てられずにいる。

私の就労支援(再就職に向けた訓練)は「暑いから」という理由で保留にしてもらっている。しかし、それは建前で客観的にまだ働ける状態にないからなのかもしれない。考えても仕方がないことだ。起きることに身を任せて、嫌なことだけ避けて進もう。

毎日霧の中にいるみたいな日々。ミストで顔中が湿っている。
染み付いたものだけが私の中にある。


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