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12月10日(日) 日記祭へ

12月10日(日)

下北沢へ。日記祭に行くために朝早くに準備して向かう。前回ほど電車はあまりしんどくはなかった。なぜだろう。慣れた足取りで、ボーナストラックへ。私の今日の目的は、リトルプレス相談室と日記本を数冊購入すること。

百万年書房さんに話しかけて、なんとか一番乗りで相談することができた。とてもポップな方で、やさしくアドバイスをくださった。ちょうど座っていたところは日差しがすごく、眩しいを通り越して神様が登場するんじゃないかレベルの日差しだった。もちろん暑くて汗もだらだら垂れていた。相談もほどよく終わり、百万年書房さんの本を購入(北尾修一さんの『自分思い上がってました日記』)。リトルプレス相談室はタバブックスさんにも相談できたらしいのだが、その時の私はいまいち仕組みをわかっておらず、日記本を購入するために場所を移動してしまった。植本一子さん『こころはひとりぼっち』、phaさん『曖昧日記3 40歳からのひとり暮らし』をなんとか購入。

また歩いて、シクロさんのブースへ。文学フリマの時とイメージや雰囲気が少し変わっている気がして「本当にシクロさんで合ってるよね……間違えてないよね」と不思議な気持ちになった。『せめるひび』を購入。日記屋月日さんの店舗に入って、僕のマリさんの『実験と回復』を購入。ここでお金の底が尽きて、とりあえずベンチで休む。
下北沢はやっぱりおしゃれな人が結構いる。自信のある姿勢や服装で、猫背なおしゃれでもない自分と比べてしまいちょっと落ち込む。知り合いに似ている人を見かけたが声をかけられず。ただただペットボトルの紅茶花伝を飲んでいた。本当はもう何冊か買いたい本があったのだけど、お金もないし、暇になってしまったので帰ることに。なんとなく知っている背中を見つけて、声をかけたら奥村さんだった。彼女も日記を書いていて、やさしいあたたかなオーラに癒される。会話を終えて下北沢駅へ向かう。帰りの電車も思ったほどしんどくなかった。ヘルプマークのおかげかもしれない。
朝から何も食べていなかったので、ロッテリアに行こうとするも混んでいた。ので最近できたハンバーガー屋さんへ。一人で入るのは緊張したが空腹には勝てず、勢いでお店へ入る。店員さんのやさしい対応に安心し、カウンターに座る。チーズバーガーとウーロン茶を注文。ハンバーガーを焼く店長さんが、以前ここに来ていたことをやんわりと覚えてくれていて嬉しくなった。実はこのハンバーガー屋さん、オープンした時は入りにくいイメージを勝手に持っていたのだけど、店員さんもやさしく、店長さんはハンバーガーや人との関わりに愛があり、勝手なイメージを持っていたことが申し訳なくなった。いつも外食は嗚咽でウッとなるのだけど、パクパクばくばくとチーズバーガーを食べ終えた。あっさりとお店を出る。あー、おいしかった! 近くでカフェの方がドリンク販売をしていると耳にしていたので歩いて向かう。グレープフルーツのドリンクを注文。少し話もしたかったが忙しそうだったのでまたあっさりと帰ることにした。

夜、日記祭で買った本を少し読む。今日から北向きで寝てみることに。安眠できそう。と思ってしばらく寝ていたのだが、少し悪夢を見てしまい、息が苦しくなって急いで起きる。やっぱり北向きはだめかもしれない。深夜1時、眠れそうもないのでピーチティーを飲みながら日記を書いていた。
そういえば、メモに「男の子 自転車 ありがとう」と書いていたのを思い出す。実はドリンクを飲みに行く際に、向こう側から自転車を漕ぐ男の子とその子のお母さんが来ていて、男の子が自転車に慣れていない様子でふらふらと漕いでいたので、どうぞ〜ゆっくり漕いで〜という気持ちで私は立ち止まって道を譲った。通り過ぎる時に男の子が小さな声で「ありがとうございます〜」と言っていて、世の中はまだ終わったもんじゃないなと嬉しくなったのだった。その時、忘れたくなくて「男の子 自転車 ありがとう」とメモに残した。あたたかい一日だった。

サポートは よく飲む紅茶代、創作代とさせていただきます。