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XSR125 との一日

今日(2024/05/24)はヤマハ XSR125 というオートバイをレンタルして一日走ってみました


きっかけ


普段乗ってるR7以外のバイクに乗ってみるとまあまあ面白いと前回のZ900RSで分かったので今度は極端に小さいエンジンのものに乗ってみようかなと
スタイリングも本格的でかっこよさげなXSR125をレンタルしてみました

といっても125ccに乗っていたのは遥か昔1990年ごろのこと
同じくヤマハですが2サイクルエンジンのRZ125でした。なつかしいなあ

レンタルしてくれるYSPのお店までR7で少し遠回りして体も暖気。といっても1時間以上走ってしまいましたが

ご対面からライドスタート


お店で手続きをして説明を受けて、ここまで前回のKawasakiよりずっとシンプルで楽々。XSRは思った以上に大きくてびっくり。とくにシートのデカさが125ccと思えないくらいでゆったり乗れそうです。ハンドルバーはZ900RSみたいに派手に上に飛び出しているのではなく自然な感じ
ヘルメットホルダーがないなあ、とか細かいところあるけどまあいいか、とエンジン始動してみる。おっと今時はキルスイッチとセルスタートが同じボタンなのか(動かす方向は反対)

YAMAHA XSR125
赤いタンクが目立つけどヘッドライトカバーやシートのスティッチも赤い

ライド


跨ってみるとポジションは楽々正立な感じです。そしてとても軽い!取り回しも異次元の楽々!跨ったまま動かすのも楽です
早速お店を出て市街地ライドへ。エンジンものすごくスムースですね
やはり低速トルク薄くて半クラッチは気を使うしすぐに2速に上げなければだし125ccらしい忙しさです。2車線の道路に出て車の流れがまあまあ早いとあっというまにXSR125は6速で走ってます

やはりですが信号スタートはもっさりになるしかないし、さっさと2速、3速にあげてアクセルを思い切り開けていかないと車の流れから置いていかれてしまいます。このもっさりが車と走る時にちょうど良いと思うか遅いなと思うかは個人の好みやライドのスタイルだと思います
自分は浜松市付近で走る分には十分かなあと思いました

天竜の山へ


いつもの天竜の山道を走ってみます
平日なので車いないし平地だとあっというまに6速全開。80キロくらいまでですかね、快適なのは。それ以上はエンジンぶち回ってるし風圧や車体が軽いからか不安な感じもしてくるかと
40キロも出てるとかなり快適で、ワインディングも楽しいですね。とくに車体が小さいからか小さなターンでも気持ちよく曲がっていくのがすごく気持ちいい。スーパースポーツみたいな儀式しなくても、そのままの姿勢でねらった弧を描いてピタッと曲がってくれるのもなんか絶妙な感じです

なんでこんな気持ちいいんでしょうね。ポジションは殿様だしエンジン非力なんだけどねえ。車体が想像した以上にがっちりしていて安心感がすごく高いからでしょうかね。あらゆるショックが道路から伝わってくるし、それなりに吸収してくれるのも伝わってくるけど悪い感じじゃないです

軽いのでこういう置き方して写真撮ってもすぐ動かせちゃう

いつもロードバイクでやってくる熊水車の里まで25キロほど市街地と山道を乗ったインプレッションとしては、とにかく車体が軽いのに剛性高い、エンジン非力なのでパワー以外の点ではすごい完成度だなと思いました。回すのが好きな人はガンガン回して楽しめるでしょうし、回さなくても車の流れ程度では余裕で走れるので遠くまで行けそうです

ちなみに7000rpmあたりから上がパワーバンドっていうかパンチ出てきますが振動もまあまああるし、無理して回ってる割に速度出ない感じがまた125ccらしいところだと思います。これはしょうがないかと
実際公道で他に車がいたらそんなにガンガン開けられるものでもないし流れに乗っている方が楽しいバイクかもです

ツーリング


遠くまで行けそうな雰囲気なので、足を伸ばして茶臼山まで行ってみることに決定
小型車でのツーリングなんて30年以上ぶりですが、パワーなくてスピード出るまで時間かかるくらいの問題なのであとはどういう感じか実験です

熊→東栄のファミマは下り基調なので楽々。あっという間。国道の登りはちょっと速度出ないなあという印象かな

東栄→茶臼山の国道151は快適に流せました。平日の山道最高っす
4サイクル単気筒らしいトコトコ感のエンジンですね
国道から茶臼山に上がる県道は斜度もかなりある葛折、ここは流石に斜度凄すぎてシフトダウンを繰り返さないとパワー負けします。国道の坂でもまあまあ弱いところあってシフトダウンするけど、県道レベルの(まあこの辺はもともと林道だろう)道路だと斜度もあったりするので125ccは2速くらいまで落としてエンジンぶち回していくことになりますね
こういう場所によくくるひとはそれなりの覚悟が必要かなと(そんなん当たり前じゃん、ならいいけど)

茶臼山のはずれで

この日はとても暑かったのですが、茶臼山は標高1400mほどあるので涼しいです。平日で人も少ない、と思ったら芝桜のイベントやってて車がまあまあいる。でも少しハズレに行くと空と山と鳥の声しかしない場所になりますね。昔読んだ片岡義男の小説ならここでシグのボトルに冷たいほうじ茶を入れた人が現れるはずなのですが、誰も来ませんでした(当然だ)

この辺りまで100kmちょっと走ったかな
このあたりからフロントブレーキが気になってきました。2本指で操作することが多いんだけど、XSR125に乗ってまあまあ強く引いていることが多いみたいで疲れてきました。ブレーキが期待しているほど効かないってことかなと思います。R7のブレーキが強烈で優秀なんでしょう。比較しても意味ないですが、XSR125はシングルディスクでマイルドです。自分だったらもう少し強い味付けのブレーキが欲しいなと思いました

道の駅したら

国道に戻るとやはり蒸し暑くて道の駅で休憩してアイスですよ
休憩してまた国道を車の流れに乗って走りますがエンジン回せば余裕で乗れます。回ってる分ライダーが疲れてきますが、若い人なら大丈夫でしょうw

これはもう本当にこのままで遠くにツーリング行けちゃうなあという感じがしました。


最後のストップは四谷の千枚田で

最後に四谷の千枚田に寄って自宅まで。ざっと200kmがっつり走りました
思った以上に距離乗ったなという感じですが、これで下道ツーリングできちゃいますね、想像以上の実力だと思いました

感想をまとめてみます

よかったところ

  • ポジションが楽

  • とにかく軽い

  • 燃費がよい(最後に給油したらざっと60km/lくらいだった)

  • 車体がとてもきもちいい(剛性からくるのか?よくわからんけど乗り心地良いという意味)

  • リーンしている感じがとても気持ちいい

  • エンジンの振動が程よい

  • 操作がシンプルで分かりやすい

まあそんなもんだろ

  • 日中だとメーターがちょっと見えにくい(トンネルの中ではすごく綺麗にみえた)

  • やはりパワーはそれなり。非力です

  • 発信の時半クラッチ気を遣う。すぐ慣れる

  • ブレーキとくにフロントが弱いかも。ディスクやパッド交換したら強くなるかな

最後に


割と万能で楽しめそうなバイクですね。250ccだったらどうなんだろってきになります。XSR125、これ1台で満足するにはまだ自分は早いかなあと思いましたが、もう少ししたらよいかもなあ

おまけ


ひさしぶりにあたご商店でラーメン食べました。浜松にツーリングに来る方、おすすめです



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