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#52 新しい世界(Web3)での働き方を考えてみた

こんばんは。Mickey★です。

お金を上手に活用することで、お金の悩みから解放されて幸せになれる「お金との付き合い方」をご紹介しています。

Web3とは?

Web3は「ウェブスリー」と呼び、イーサリアムの共同創業者であるギャビン・ウッドさんが提唱したものです。
察しの良い人は、Web1とかWeb2があるんじゃないかと思われると思います。
まさしく、Web1もWeb2も存在し、Web1.0(ウェブイッテンゼロ)とWeb2.0(ウェブニーテンゼロ)と呼ばれています。
それらと比較してWeb3とは、何なのか?をご紹介します。

Web1.0は、1990年代半ばから2000年前半の時期となり、この時代は、動画等を手軽に見られる形ではなく、テキストや画像が中心となっており、発信者は、ごく一部の人に限られており、多くの人は、Webは閲覧することを目的に使われていました。今でこそ、すぐにインターネットにアクセスできますが、1999年とかは、AOL(エーオーエル)というサービスを使って接続をしていたのですが、接続するのに5分とか10分くらいかかる感じでした。そのため、Web1.0の特徴としては、「一方通行のコミュニケーション」となっています。
そして、2000年代中頃からは、Google、Amazon、Facebook等のプラットフォーマーが台頭し始め、誰もがそのプラットフォームを使うことで、ユーザ同士が双方向でコミュニケーションを取れるようになりました。
このように、双方向でコミュニケーションが取れるようになったことがWeb2.0と特徴となります。
しかし、このようにGoogle、Apple、FaceBook、Amazon(GAFA)が世界を席巻する巨大企業となったことで、企業の権力が強くなったことが問題視されるようになりました。
このことを象徴する事件として、元アメリカ大統領のドナルド・トランプさんのTwitterアカウントが永久停止になったことが話題にのぼりました。
今の世の中では、自身が配信したYou tubeやTwitter等は、プラットフォームを提供している企業から排除されてしまえば、全て消えてしまうため、個人の配信の場を失ってしまうリスクがあります。
このように、これまでは一つの企業がプラットフォームやシステム等を管理する中央集権的な流れでしたが、ブロックチェーンという技術ができたことにより、新たな期待が高まっています。
ブロックチェーンという技術は、皆が見える場所で取引した履歴を暗号化して記録され、改ざんできないというしくみです。これによって、一つの企業が個人情報を持つということがなくなり、その仕組みを皆で管理ができるようになります。このことからも分かるように、大きな企業に力が集まる形ではなく、個人で管理できるようになります。
ただし、ブロックチェーン技術を使いこなすのは、かなりハードルが高いです。
今はシステムでIDとパスワードでログインしようとした時にパスワードを忘れた場合、パスワードを再設定をすればアクセスできますが、ブロックチェーン技術では個人単位でパスワードを管理するため、パスワードを忘れてしまうとアクセスすることが出来なくなります。個人で管理するしくみのため、誰のサポートも受けることができないという点で難易度が上がっています。
そして、企業等の第3者機関が私たちの代わりに管理してくれていた情報が個人管理になるため、情報を盗もうとする人たちの標的は、企業から個人に代わります。そのため、そのような悪質な詐欺集団の人たちから自分自身で資産を守り抜く力を身につけていく必要があり、これもハードルを上げる要因の一つとなっています。

Web3時代における働き方

新しい働き方として、DAOというものが注目を集めています。
DAOは、Decentralized Autonomous Organizationの略で、日本語にすると「自律分散型組織」と言います。
これだけだと、何のことか分からないと思います。
DAOの仕組みをビットコインの取引のしくみで説明します。
ビットコインは、暗号資産と呼ばれるデジタル上で価値がある通貨の代表的なものです。
これは、取引所を介して売買することができますが、「いつ」「誰(どのアドレス)が」「どのくらいの量のビットコイン(BTC)を取引したのか」といった情報を一つのブロックに書き込まれ、その取引を第3者が承認することで成立しています。この第3者が世界中におり、承認をする作業の対価として、ビットコインを貰っています。

ビットコイン取引のしくみ

通常の企業では、この承認をする機能を誰がやるかという人を決めて、その人が担当して実施しますが、この作業を実施するスキルと道具があれば、だれでも参加することができます。(実際にはビットコインの売買取引を承認して報酬を得るのは、スピード勝負となっており、演算速度の高いパソコンがないと対応できないので、個人よりも企業がやっていることが多いです)
この場合、暗号資産取引所による仲介機能がなくなっても取引のしくみは機能し続けます。Web2と違い、企業のプラットフォームに左右されることなく、存続し続けることに価値があります。

現在、DAOというしくみを作ろうと様々なコミュニティで活動が始まっています。参加者がまだまだ少なく同じ志をもった人が集まることので熱量が高く、Web2では考えられないようなスピード感でプロジェクトが進行しています。
現在の課題は、まだ新しい技術のため、暗号資産の税制上の問題や技術の活用方法とマネタイズのしくみがセットになっている事例が少ないこと、どのような社会的価値を作っていけるかを考えていかなければならない状況となっています。
上記の課題はあるものの、自分がやりたいことと貢献できるものが共通するのであれば、好きなことだけをやって生活ができるということが実現できる可能性があると思います。
また、興味はあるけど、何をやればよいか分からないという人も技術自体が新しく、参加している人が少なく専門家や玄人がほぼいない状況のため、今から始めると自分がプロフェッショナルになれるチャンスがあると思います。


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