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#20 四季報の読み方

こんばんは。Mickey★です。
お金を上手に活用することで、お金の悩みから解放され、自由を獲得できる「お金との付き合い方」をご紹介しています。

現状は世界の株価、日本株、インデックス、ゴールド、仮想通貨と軒並みに下がっており、何を買ったらいいのか?って考えてしまうと思いますが、こういう時こそ、買いのタイミングですので、注視しておいた方が良いと思います。

今日は、私が銘柄を選ぶ視点に基づいて、四季報の読み方をご紹介します。

四季報とは

四季報は、年に4回(3月、6月、9月、12月の第3金曜日)に出される株式市場に上場している3874社の企業情報がまとめられた本です。
株式を買う人だけでなく、取引先の調査やマーケティング、就職活動(就職活動であれば就職四季報の方がオススメ)にも使われています。
四季報は、本、CD-ROM版、オンラインの3つの媒体で販売されています。
CD-ROM版はスクリーニング機能があり、一時期使っていたのですが、結局、アナログで本を使う方が、全体で上がっている業界が分かりやすいため、本を1ページずつ捲って、銘柄選定をしています。
※次回の発売は6月17日予定です。


四季報の読み方

一般的な四季報の読み方は、四季報の冒頭に記載されているので、ここでは私が注視している場所に基づいて解説していきます。

オリックスの情報(会社四季報22年新春号より抜粋)

1.株価チャート


上のページに2つ入っていますが、上段の会社情報に関する株価チャートが右側、下段の会社情報に関する株価チャートは左側に掲載されています。
3年半分が掲載されていますが、私は直近の2年分の株価の推移を見て、「右肩上がりになっている」「年初来高値がついている」という企業に注目します。

2.株価指標


ここには、PERやPBRが書かれていますが、PBRを見ます。企業の純資産額と株価が同一の場合は数値が1になるので、オリックスの場合、PBRが0.93のため、株価が割安ということが分かります。

3.企業の事業内容


良く知っている企業は読みませんが、名前を知らない企業の場合は、ここを読んで、何の事業をやっているかを確認します。

4.キャッシュフロー


売上が出ていても、営業キャッシュフローがマイナスの場合は、本来の事業以外で売上を出しているため、営業キャッシュフローがマイナスになっていないかを確認します。
例えば、飲食業界で、本業(飲食による売上)が赤字で、結果的に黒字になっているとしたら、店舗と土地を他の企業に売却した費用が本業より上回る場合、売上は一時的に上がりますが、営業キャッシュフロー上はマイナスになります。
ただし、ベンチャー企業の場合、本業での売上が出ておらず、研究開発費や設備投資にお金を使っている場合もあるので、営業キャッシュフローがマイナスというだけでは評価はできません。ただし、私はルール上、東京証券取引所第1部(現プライム市場)の銘柄を選定する前提のため、営業キャッシュフローがマイナスのところは投資対象から外しています。

5.比較会社


該当企業の競合会社が載っているので、確認します。
ここを買いたいという候補になった会社は、同業他社と比較して、優位性があるかを対象会社と競合会社のホームページの有価証券報告書を見て確認します。

6.売上・営業利益


直近の2年間の売上と営業利益が年20%上がっているかどうかを確認します。私の投資基準は成長性がある銘柄を選びたいので、この基準で選定しています。

7.上場している市場


私は過去にジャスダックやマザーズ市場の銘柄を選んで、失敗しているため、安定している東京証券取引所第1部に上場している企業を選んでいます。
今年の4月から市場のカテゴリーが変わり、東京証券取引所第1部にあたるのは、プライム市場に変わっています。


四季報で会社を選定した後は、該当企業のホームページで有価証券報告書と競合のホームページの有価証券報告書を読みます。
最近では、企業の社長の人柄も知りたくて、インタビュー記事やブログ等を読んで調べることもあります。
こんなに調べるの?と思う人も居るかもしれませんが、このくらい調べても
下がるものもあるので、必ず株価が上がることはありません。ただし、株価が下がる企業を選ぶ確率を低くするという点では非常に有益です。



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