#14 妻と僕の新たなる闘い
妻の背中の傷もようやく落ち着き始めてきたので、久しぶりにちょっと外へ出るか、ということで大阪城公園を散歩することにしました。
令和3年4月1日 空は晴れ渡り、とても天気の良い日でした。
桜の木を通して道にこぼれる陽の光が万華鏡のようで美しかったです。
肌が少しジリリとしてきましたので、30分ほど歩いて帰ることにしました。
そんなある日、、、
妻の顔が赤いことに気づいたのは、散歩に行って1ヶ月ほど経ったある日のこと。
最初に思ったのは、散歩して日焼けでもしたのかと思ったのですが、皮膚科でもらった薬を塗っても、一向に良くなりません。
次に思ったのは顔に現れる蝶形の赤い発疹が特徴の全身性エリテマトーデス。
トーデス、ワタスが変なおじさんです
しかし、蝶形という感じではないし、発疹という感じでもありません。
そんなある日、僕のお客さんの女性が同じような症状で皮膚科に行ったら膠原病かもしれないと言われたという話を聞き(全身性エリテマトーデスも膠原病の一つ)、これはもしかして・・・と思い、知り合いの内科へ妻を連れて行くことにしました。
内科で診てもらうと膠原病の疑いがあるとのことで、乳がんの手術を受けた大学病院の膠原病内科に紹介状を書いてもらいました。
大学病院で診てもらった結果、妻は皮膚筋炎という病気でした。
皮膚筋炎も膠原病のひとつで、自分の免疫システムが自分自身を攻撃する自己免疫疾患のひとつで、国の指定難病です。
乳がんの合併症として罹患することがあるとのこと。
乳がんの手術も終わり、やっとこれから・・・という時に、また新たな試練が妻に降りかかりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?