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#17 うつ病発症

膠原病内科の先生に相談したところ、同じ大学病院内の精神科へ紹介状を書いてもらえることになりました。
次の日、朝一番に妻を精神科へ連れて行くことに。

精神科の待合室は患者で溢れかえっていました。
ストレス社会の現代日本が反映されているようです。
朝の9時に行って待つこと7時間、妻はもちろん我々家族もぐったりしてしまいましたが、連れて帰ったところで我々家族には妻をどうしようもないので、診ていただくしかありません。

待っている間、僕が妻の病状を研修医と思しきドクターに最初から説明。

やっと主治医の先生に診てもらうことができましたが、ドクターの問いかけに対して妻は無反応で、首を振ることしかできませんでしたので、また僕が一から病状説明です。

先生によると現在、精神科の病棟が満床で入院できないが1週間後ならベッドが空くので、それまで投薬で落ち着かせて自宅で待機してもらえないかとのこと。

満床だから仕方ありませんが、正直こんな状態の妻をあと1週間もみてられないというのが本音でした。

そのやりとりを聞いていた妻が、友人の経営する精神科病院へ行くので、もういいです!と怒り出しました。
実際、妻の同級生が精神病院を経営してるのですが、自宅から遠いところにあるし、できれば乳がん、皮膚筋炎で通院してる同大学病院で診てもらった方が連絡もスムースです。
ですので、とりあえず1週間だけ友人の精神病院に入院させてもらって、1週間後に大学病院に転院というカタチでも良いか先生に尋ねると、それでいいですとのことでした。

友人に電話して、1週間だけ入院させてもらえるか尋ねたところ、快く受け入れてくれるとのことでした。
友人は、連れてくる時は妻の横に誰かが座ってくるようにと言いました。
鬱の人は走行中にクルマから飛び降りたりしかねないかららしいです。
母と長女に付き添ってもらうことにしました。

友人の精神病院でも妻はぐったりして何も話せない状態でしたので、また僕が代わりに症状説明です。
妻はそのまま病棟へと連れていかれました。
コロナ禍だったため、感染予防のため最初から隔離部屋に入ることになり、自殺などしないように私物の持ち込みも制限されるとのことで可哀想ですが、仕方ありません。

妻をお願いし、我々が帰る頃には深夜になっており、長い1日がやっと終わりました。

ずっと付き添ってくれた母には感謝しかないですby宮迫

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