お勧めの上達法

①「駒はたったの15枚しかない」ことを理解する。
これをしっかりと胸に刻みましょう。
バックギャモンで最強の戦略はフルプライムを作ることとクローズアウトを完成することです。そのためには12枚の駒が必要です。でもバックギャモンの駒はわずか15枚しかありません。だから一つ一つの駒を大切に活用しないとフルプライムやクローズアウトは作れません。
これを理解するとスタックがどれだけ悪いかが直感的に分かります。また死に駒やセミデッドマンを生み出してはいけないことも分かります。

② 基本の勝ち方を理解する。
-自分のバックマンは捕まらないようにする。
-相手のバックマンを捕まえる。
以上の二つがバックギャモンの作戦のほとんどといっても過言ではありません。ランニングゲームという戦略もありますが、これも「自分のバックマンは捕まらない」ことが前提です。

③ 初手から終盤にかけての考え方の移り変わりを意識する。

  1. 初手: 上記①と②を考えて動かします。というか暗記しましょう!

  2. レスポンス: 暗記した初手を参考にしつつ、上記①と②を使います。さらには拙著『序盤に強くなる』の格言が役立ちます。

  3. ゲームが進んで中盤に入ると「ゲームプラン」を意識します。つまりどのように勝つかが具体的に見えてきます。

  4. さらにゲームが進むとゲームプランはほぼ一つに絞られます。それを明確に意識しながら駒を動かしましょう。

④ 出目読みをする。
将棋などのゲームでは先読みをします。アマチュアでも一本道なら10手や20手先を読むことが可能です。
バックギャモンの先読みは原則1手だけです。例えば自分が43を振ってどう動かすか決める際に、次の相手の出目を考慮します。サイコロ2個の組み合わせは21種類ありますが、それぞれで相手が動かせば、どんな局面になるかを検討します。これがバックギャモンの先読み(出目読み)です。
毎回出目読みをすると持ち時間がなくなりますが、二つの選択肢があってどちらかはっきりしない時は出目読みが有力な解決方法です。
また簡単で効果的な方法は、相手の6がらみだけにしぼる出目読みです。これならば6種類 (61 62 63 64 65 66) しか検討しなくてよいので、大幅に時間を節約できます。

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