見出し画像

お金についてまじめに考え始めた(遅)

私のお金人生は「無駄遣い」の一言に尽きる。
今まで得た金額と現在の預貯金の差を考えるとむなしくなる。
無くなったお金を有効に使えていたかというと、残念ながらそんなことはなく「そして何も残らなかった」という感じなのだ。

そんな私が本気で貯蓄をしなければ、と思ったのは、例の「老後2000万円問題」が語られた時からである。
その前から貯金をしてはいたが、結構切実に感じたのはこの発言からである。
当時はすごく問題視されたけど、結果みんなが意識し始めたのだからよかったのではないかな。

その時の貯蓄と言えば、銀行にお金を貯める。
定期預金を作る、そんな程度しかなく、ボーナスが出ると一旦定期にしている程度だった。
普段使いする銀行にお金があると使ってしまうので、めったに使わない口座に定期で貯金していた。

そんな折、母が他界、父方の叔父が他界と続いた。
母の生命保険、叔父の遺産分配によりまとまった金額が入った。
でもフルタイムで仕事をしている私は、これらには手を付けず貯金に回し、生活は自分の給料で賄っている。

新型コロナ感染症による緊急事態宣言の発令された2日後に母が他界した。仕事も在宅勤務になったり、できるだけ家から出ない生活を送っていた。
仕事中はラジオを聴いたり、仕事以外はテレビや配信を見る毎日だった。
そこでYoutubeにハマることになるのだ。

最初はガジェットの紹介をしているものや、iPadの活用法などにハマり実践していた。
そして楽天経済圏の話題を見はじめ、ネット銀行の金利の話題にハマった。
楽天銀行に口座を作った。
「定期じゃなくても年利0.2%ってすごくない!?」ということであおぞら銀行に口座を作った。
そんな感じでネット銀行に口座を次々開設をしたのだ。

嬉々として職場で「ネット銀行が熱いよね!」と職場で話をしたら一蹴された。
「糀さん、ネット銀行でも年利0.2%ぽっちだよ。株は年利4%とかだよ。全然違うよ」と言われてちょっとチャレンジをしたくなった。

銀行口座を開設するときに、つみたてNisaも話題になっていてちょうど楽天証券に口座を作っていたのも手伝ってどんどん株式投資に興味が湧いてきた。

株に詳しい友人が「日本株は100株単位とかだけど米国株は1株から買えるよ」と教えてもらいいろいろ調べた。
この時調べたのは株価だ。

日本株と言えば日本たばこだったので株価を調べた。
×100倍
悩ましい額だった。
初めての株式投資で約20万の投資。
悩む、悩む。わからない。

そして米国株を見た。
まずはApple
私はiPhoneとiPadなどApple製品を多く使っている。
友達が「Appleとか買えるんですよ」と言っていた言葉を思い出した。
株価は日本円で1万数千円程度。
チャレンジするにはいい額ではないか。
そう思い生まれて初めての株式投資は米国株のAppleを購入した。

その後日本たばこなど日本株も買い、毎月のつみたてNisaによる投資信託も購入し、少しずつ投資額が増えていった。

投資を始めるには少し遅く、味方につけられる時間も長くはない。
でも今が一番若い。
それを信じて投資をしはじめた。
年齢的にも大金を投資するのは怖いので、定期預金も続けている。
2021年はそんなに悪くなかったので結果プラスになった。
リーマンショックやコロナ暴落を知らずに投資しているので、今後来るであろう暴落は恐ろしいけれど、それに負けない精神力も持って臨みたい。