私の推しは”美しすぎる少年”と呼ばれている【ひとりごとの墓場】

 日常生活で苦手な習慣の第6位に「カレンダーをめくる」がランクインしているみっぽです。ちなみに第1位は「服をタンスにしまう」です。

 そんな私、先日約3000円する板垣李光人直筆サイン入りカレンダーを半ば勢いで購入しました。

 3000円のカレンダーって何…?月額250円の板垣李光人サブスクにでも入会したんか…?

 そんなことはさておき。彼を知ったのは、空き時間に暇だからと観た『約束のネバーランド』がきっかけでした。そこで目の当たりにした板垣さんの原作へのリスペクトと演技力の高さに痛く感動し、今ではすっかり金ヅルになったというわけです。私の払った3000円は彼の使うアイシャドウの0.01㎜くらいにはなってると思うと喜びながらアルバイトができます。

(※普段は馴れ馴れしく「李光人くん」と呼ばせていただいているのですが、さすがにキモい、というか小生が名前をお呼びすることすら失礼かと存じ「我が君」か「板垣さん」かで迷った結果、ここからは板垣さんと呼ばせていただきます。)

 板垣さんの魅力として、高い演技力と同時に中性的で端麗な容姿も挙げられることが多く、私自身、初めて御顔を拝見した時は息を忘れるほど美しいと感じました。『ロードオブザリング』のレゴラスを見たときと同じ、魔法のように惹き込まれる魅力があります。

 しかし今回は板垣さんが如何に見目麗しいかを語るためにnoteを書いているのではありません。彼の美しさはNYLON JAPANの4月号をご覧ください。(もちろん拝読いたしましたが口癖の「~じゃないですか」が炸裂していて、そのまま文字におこしてくださったライターさんありがとうございます!)

 私がここで述べたいのは、板垣さんはマジでやべえ奴だということです。本来「恥ずかしい」であろう自己表現をあんなにも堂々と行うのは、もはや変態だからです。(と、マツコが言ってました。マツコが。)

 彼は雑誌のインタビューやご自身のSNSなど、ツールを問わず様々な場面で自分の「好き」を発信しています。その内容は単に「かっこいい」とか「可愛い」だけでなく、とても個性的だと感じます。彼がメイクをしてネイルを塗って、ゴテゴテした服を身に纏っているのは、ジェンダーへの反逆でも新たな価値観の提案でもなく、ただ好きだからなのではないでしょうか。その姿勢が、痛快かつ心地いいなと思います。

 ぶっちゃけどこまでやらされているのか、どこまでが本心なのか、赤の他人である私には見当も付きませんが…(実はめちゃくちゃオラついてるのに中性的なキャラを演じているとか。それもまた良いな)。あの姿に大きな偽りはないと信じている私は、誰かに求められた姿ではなく、感覚的な好きを追い求めた姿を世に曝け出す板垣さんにちょっとだけ勇気をもらっています。

 2002年生まれの19歳で私の1個下ですが、年齢関係なく素直に応援するよう心掛けています。たった1個違いでやれ先輩だの後輩だのとわーわー騒ぐくだらない人間には戻りたくないのと、「まだ19歳なのに」とか「男性なのに」という評価は板垣さんの表現に反していると感じるからです。

 最後に、ここまで読んでくださった方がいらっしゃるとするならば、是非名前だけでも検索してみてください。きっと心を奪われると思います。

 私は心を奪われた生き物なので、カレンダーを手にした瞬間に、その場で仰向けになり泣きながら吐いていると思います。

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