【コラム】アーティスト活動を楽しく長く続けるための基本
アーティスト心理カウンセラー山口美智代です♪
以前アーティスト活動を長く楽しく続けていくために大事なことを何点かお話ししました。
しかし、これらよりももっと基本的なことがあります。
それは、「健康であること」です！
その中でも大事なのが「睡眠」と「食事」です。
アーティストは不摂生なものだと思っている方もいらっしゃると思いますが、きちんと寝て、食べることという生きるための基本的なことができていないと、体の不調はもちろん、心の不調にもつながり、パフォーマンスに影響が出てしまいます。
脳、体、心はすべて繋がっていて、アーティストの創り出すパフォーマンスは、普段の生活そのものとも関係しているということを知っておいてほしいです。
先にお伝えしておきますが、「別に今の生活でも十分幸せで充実している」「自分の納得のいくパフォーマンスができている」のであれば、それぞれの生き方ですのでそれでいいと思います。
が、「今のままではよくない！」という方はぜひ一度自分の生活を見直してみてください。
毎日ちゃんと寝れていますか？
朝と夜が逆転していませんか？
ごはんを理由なく抜いたりドカ食いしたりしてませんか？
偏ったものばかり食べていませんか？
「そんなこと言ったってアーティスト活動してたら時間も不規則になるから難しいよ」
という声が聞こえてきそうですが、できないのではなく、少し厳しい言い方をすればそれを理由にやろうとしていないだけなんです。
もっと言うと、「別に今のままでもいい」「今のままがいい」と無意識的に思ってしまっているのです。
そんなわたしも以前は睡眠もまともに取らず、休みの日も作らず、ごはんもかなり偏った生活をしていました。
「ミュージシャンとはそういうものだ」と思っていたし、「こういう生活がミュージシャンらしくていいものだ」とさえ思っていました。
でも結局自分の体を壊し、生理も止まり、心も病んで余裕がなくなり、人とのコミュニケーションもうまく取れなくなっていました。
心から楽しい演奏もできなくなっていきました。
「このままではいけない」と思い改善しようとしましたが、はじめは「ミュージシャンとは時間が不規則なものだから難しい」という勝手な解釈が頭から離れず、なかなか実行できませんでした。
なので無理に全部を変えようと思わず、少しずつできることからはじめてみてください。
たとえばダラダラとSNSを見ている時間を割けば5分でも長く寝れます。
レッスンやリハーサルなどのちょっとした隙間時間を使えばおにぎり一個だけでも食べることができます。
本番の練習も、早めに少しずつ準備していけば時間は作れますし、仕事を詰め込み過ぎないようにスケジュール調整することだってできます。
人によってやり方は異なりますが、やろうと思えばいくらでも方法はあるんです！
アーティスト活動を長く続けるにはそもそも健康で長生きしなければできませんよね？
なので普段の生活を見直し、健康に気を使うことはとても大事なことです。
「アーティストとはこういうものだ」という根拠のない言葉に縛られず、ぜひ小さなことからはじめてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました！
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