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河内琢夫の音楽/室内楽作品個展2021

先日河内琢夫さんから1枚のCDを頂戴致しました。2021年に行われた個展のライブ録音です。河内さんの音楽はかなり昔ピアノ作品など聞かせて頂いたのですが、今回、このCDを聴くことで更に河内さんの世界がくっきり形となったように感じました。


《祭礼》《儀式》《踊り》《舞踏》。題名に使われたこれらの言葉は不思議な世界に私たちを誘います。音楽がスーっと染み込んできました。自然への原点回帰か、様々な楽器が組み合わさって風の音や鳥の声や民族音楽のリズムや、音というより自然のざわめきに身を置いたような感覚になりました。それはパンフルートの素朴な音のせいなのか、十三絃筝の音の効果なのか、どの楽器も素晴らしい効果を醸しています。多彩な楽器の組み合わせの素晴らしさ、バランスの妙に驚きました。


そう言えば、河内さんのお師匠さんは宍戸睦郎先生でした。私も先生から多くを学びました。私が演奏した宍戸睦郎先生の「フルートとチェンバロの音楽」は先生が生まれ育った秩父の夜祭のリズムだと伺いました。チェンバロの低音がリズムを刻み始め、それはとても印象的な音楽です。
また演奏したいとふつふつ気持ちが湧きます。

河内さんの許可を得て、Youtubeに載せておられる河内さんの作品を貼ります。
私の感想など拙くて、上手く伝わらないと思いますので、どうぞこのYoutubeをお楽しみください。


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