見出し画像

ブラームスのオルガンコラール

「エサイの根より」Es ist ein Ros entsprungen
ドイツのライン地方に伝わるクリスマス前のアドベントのキャロルで、イエス・キリストの誕生を祝う歌。



讃美歌96番「エサイの根より」(中山昌樹訳)
1.
エサイの根より 生いいでたる
くすしき花は さきそめけり。
わが主イエスの
うまれたまいし このよき日よ。

2.
イザヤの告げし すくいぬしは、
きよき母より うまれましぬ。
主のちかいの
今しも成れる このよき日よ。

3.
たえにとうとき イエスの御名の
かおりはとおく 世にあまねし。
いざやともに
よろこびいわえ、このよき日を。

ナンバーが付いている作品としては最後の「11のコラール前奏曲」op.122  は1896年に作曲された。クララ・シューマンが亡くなった年の作品であり、初版では1896年6月に作曲されたと明記されている。クララは1896年5月20日に亡くなっています。クララに献呈したものであろうか?さらに初演は1902年なのでクララもブラームス自身も聴けていないという、ちょっと悲しい曲です。

遺作(nachgelassenes werk)

作曲年:1896年 6月
初演;1902年4月24日 ウィーン
初出版;1902年

Choral Vorspiele(コラール前奏曲)の上にあるelfは?「elfe」は妖精。

ブラームス自身は1897年4月3日にウィーンで肝臓癌のため亡くなりました。63歳でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?