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ペネロープ ガブリエル・フォーレ


サン=サーンスに献呈されたオペラです。
ガブリエル・フォーレはサン=サーンスの愛弟子です。
サン=サーンスが唯一教師として約5年間務めたのがニデルメイエール音楽学校だった。
ここでフォーレは1854年から11年の間音楽教育を受ける。(サン=サーンスは1861年からでそれまではニデルメイエール)
サン=サーンスは1861年(ニデルメイエール死後)ピアノ科の教授となる。フォーレとはそこで知り合っている。
さらにモーリス・ラヴェルはフォーレの門下であった。

『ペネロープ』(Pénélope)は、ガブリエル・フォーレによる全3幕のオペラで、1913年3月4日にモンテ・カルロのモンテカルロ歌劇場にて初演された。フランス語のリブレットはルネ・フォショワ(英語版)によって書かれている。フォーレは本作を音楽詩劇(Poème lyrique )と銘打っている。サン=サーンスに献呈されている。




フォーレは1907年4月から作曲にとりかかり、1912年 8月31日にようやくルガーノで完成した。当時、フォーレはパリ音楽院院長としての任務が多忙であった時期である。
パリ音楽院長フォーレによる初めての舞台作品である。
フォーレの『ペネロープ』は、リュリに始まり、ラモー、グルック、ベルリオーズ(『トロイアの人々』)へと引き継がれていったフランス悲歌劇の最後の作品と言える。(フランスの音楽学者でガブリエル・フォーレの研究家、ジャン=ミシェル・ネクトゥー)

サン=サーンスはこの作品について高評価はしていなかったようです。


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