大瀧詠一を聴きたくなるそんな夜。

夜、一人で散歩していたら後方からカップルの話し声が聞こえてきた。
下北沢の一番街商店街入口からreload終わりまでの話。
下北で飲み終えて、さぁここからどーしようかみたいな雰囲気の2人。
というか、男がその空気を満々に漂わせていた。
男の方がreload入口で何かを思い出したかのような演技で「そーいえばこの道すごい素敵なんだよ!」ととにかくテンション高く声高に女の子をreloadに案内。

私は、この道の一番最後は何の建物があるか分かってる。

男は、とにかくオシャレなの!等等、雑な説明を続け、そーいえばここの最後はホテルがあるんだけど、どーやって入っていいのかわかんないくらいオシャレでさ!と勢いに任せて話していた。

ほらね。ってゆーか、マスタードホテルってそーゆー使い方するんだ!今の若い子は!とおばちゃんは驚きつつも結局耳をそばだてて帰ってきた。

女の子は終始、先に見えてる未来は分かっていつつも、わかんないフリをしてリアクションをし、付き合ってあげていた。

この時間帯は、分かってるけどわかんないフリ、下心はあるけど見せないフリをするカップルで溢れかえっているんだ。

だいぶご無沙汰している(←ご無沙汰もなかなかいにしえ。)けどなんだか甘酸っぱい感じになって帰ってきた。

久しぶりに暑さが戻った今日。
暑さのせい
ということにしたい。

大瀧詠一でも聞いてさわやかに眠りにつきたい。

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