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【東南アジア24】初パッポン
道路事情は、国力に正しく比例する。ムクダハンからバンコクまでのバスは快適そのものだった。
朝5時半過ぎ。バンコクの旧北バスターミナルに着いた。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32001625/picture_pc_c1a5f35f1d7fb474749ffe2532fa2094.png?width=1200)
バスでカオサンに向かい、そのまま3人でCH1にチェックイン。窓無し雑居房スタイルだが、3人で180B、1人100円足らずだ。
昼過ぎまでウダウダしながらバス泊で疲れた体を休め、ウィークエンドマーケットに向かった。帰国まで残り数日。お土産でも買うことにした。
マーケットでも昨晩からのイケメンは誰だ対決を続けたのだが、相変わらず僕の圧勝が続く。もうタイに移住しようかと思う。
気が大きくなって、アジア雑貨の店のスタッフが着ているようなペラペラのシャツを買ってしまった。日本で着るのだろうか。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32002441/picture_pc_70d86e8973f40a9fba2eb9c83bce8068.png)
夜。
怖いもの見たさもあり、満を持してパッポンへ繰り出した。
ベトナム戦争でやってきた米国軍人の憩いの場として始まったという歓楽街。半裸の女(男?)が踊るゴーゴーバーとはなんぞや。
歌舞伎町みたいな街並みを想像していたが、薄暗いネオンの下、路面一面に衣服や装飾品を販売する屋台が並び、なんか縁日みたいな雰囲気だ。
2人は偽物のロレックスを購入。R君曰く探せば、ゴート札みたいな質の高い偽物もあるそうだ。
そしていざゴーゴーバーへ。
店内は薄ピンクの明かりが漂う。壁際に並ぶソファに座りながら、コーラ片手に中央のステージで艶かしく踊るダンサーを眺める。
ほどなく踊り終わったダンサーが隣に座ってきた。
チャンマイ出身だという。顔立ちはそれなりに整っているが、173センチの僕よりはるかにでかい。やたらと人の手を取っては、本物だと言わんばかりに胸を触らせようとしてくる。
カオサンで寝泊りしているというと、1000か2000B払ってカオサンに連れていけと連呼する。
こんな大男(女?)を連れ帰ったら、とんでもないことになりそうだ。
一通り冷やかして、帰ることにした。
経験豊富なRくん曰く、ほぼ全員男だよと。手の甲を見れば、一目瞭然だそうだ。確かに手の特に甲は結構男女差がある気がする。けれど、その手をわざわざ女性っぽく整形することは稀だろう。博識なRくんに、なるほどなーと感心した。
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