タイ、チェンマイの宇宙
十数年ぶりにタイを訪れた。
冷やかしでパッポン通りを歩いてみたが、当時の面影はどこにも見当たらない。もう別に国になっていた。
チャンマイへ着た。
いろんな願いを込めて、空に灯籠を飛ばす、コムローイ(灯籠)祭りに参加するためだ。
今日は「イーペン・ランナー・インターナショナル」という外国人向け。歓迎ムード一色。
コムローイは思ったより大きい。構造は気球と同じで、下部に火をつけて、空気を熱して天空へ飛ばすようだ。
あまりに感動したので、翌年はタイ人向けで入場無料のイベント「イーペン・サンサーイ」にも参加した。この年は詳細がよくわからずきてしまったのだが、追い返されることもなく、コムローイをあげさせてくれた。
ローカルバージョンの方が厳粛で雰囲気がある。
ローカルは席がすでに決まっていたので、少し離れた外野に陣取った。
炎を持った少女たちが現れ、火を灯してくれる。
こっちにもやってきてくれた。優しい。
こんな感じでコムローイに火を付ける。
これは外国人向けの時。
いざ。
写真の腕がイマイチなので、、、
一緒にいったプロカメラマン・木原基行さんからお写真を借りた。さすがプロだ。素晴らしい。
煩悩が頭を埋め尽くしていたが、世界平和を願いコムローイを空に飛ばした。
コムローイ(灯ろう)が一気に上がった瞬間は、まさに異空間。宇宙にいるような錯覚に陥った。鳥肌が立った。
これだけの人々が同じことをする光景は、圧巻だった。もとは学生がはじめたともいわれているそうだ。
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