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生活の質

たいして、今までと変わらない
普通の休日だったんだけど、
ここ最近、休日の質が上がった気がしてる。

今日だって、早起きが出来たわけでもなく
何か楽しみな予定があったわけでもなく
普通に、いつものように、仕事をした。
休日でも、こまごまとした作業を片付けた頃には
14時をまわってる。
やろうと思えば、仕事はいくらでもある。

この終わりのなさが、休日の私に
いつも微妙に寄りかかっていて
どうもリフレッシュしきれなかった。
それを振り切ろうと、
無理矢理どこかへ出掛けてみたり、
「休日の過ごし方」をネットで検索してみたり(笑)
ずーっと、釈然としないまま、
休むことへの後ろめたさに
うす~く不快を感じながら過ごしてた気がする。

それがここにきて、ほどけてしまったっぽい。
なんでだ?

なんとなく最近感じるのは
休日と仕事の日って、別に変わらないってこと。
生活してるってことに、何の違いもない。
どちらも、私の生活だってこと。

それからむしろ、先に仕事の日の質が
上がったんじゃないか?ってこと。
日々の、繰り返しみたいな作業にも、
前より意識が向いてるというか…
感覚のピントが合ってる感じがするんだよな。
そうなると、ただ玉ねぎを切るだけのことが
面白くて気持ちよくて夢中になる。
だから単純に、仕事が楽しい。

身体の疲れを癒すのに、
休日があることは大切なんだけど、
うまく休まねば!有意義な休日にしなければ!
みたいな力みが、いらなくなってしまった。
嫌な抵抗感なく、そこにいられる。

日々の、なんてことないことが面白くて
いつものことが、鮮やかになった。
生活の質が上がった。
いい生活してるとかいう意味じゃなくて、
なんてことないことに、
味わいを実感するようになった。

玉ねぎを切るだけのことが面白くて
いつもの景色がやたらきれいで。
こんなんなら、40代も楽しそうだな。

何をするかや結果じゃなくて、
そこにいる、私の姿勢だったんだな。
実感としての、ここのリアルな感覚。
これが欲しかったんだよね。

忘れてしまうときもあるけれど大丈夫。
忘れたことには、きっと気づける。
豊かさの実感。しあわせの手ざわり。







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