「一人で音楽を作る以外考えられない。」その理由

どうも皆さま、おはこんばんにちは青山ミチルです。
僕は、作曲、レーベルの運営をしています。
よろしくお願いします。

今日は、一人で音楽を作って活動をしていくことについて書きます。
結論から申しますと、デジタル配信で稼いで(食っていく)には、一人で活動していくのがベストと言い切ることが出来ます。

その理由を具体的に説明します。
まず、デジタル配信の単価については、いろいろなデータを見てきて、一再生の単価は平均して0.2円で考えるといいと思います。
時期や、配信サービス会社によってうえに0.3円くらいの誤差はあります。

このデータをもとに、仮に一日1万再生あったとします。

10000円×0.2円=2000円

日に、2000円として一カ月で2000円×30日=6万円の収入になります。
個人で、作曲、録音を行えるとして、粗利6万円になると思います。

しかし、これがレーベル(音楽事務所)に加入していると仮定します。

レーベルは、おおよそ半分をとっていくことになります。(レーベルによって、比率はもちろん変動します。)
そうすると、6万円の収入があっという間に3万円になってしまいます。
始めたばかりの人は、まずは認知してもらう必要があるため、やむを得ないと考えられるかもしれません。
しかし、長いスパンで考えれば一人で活動していくことを年頭に考えるべきだと思います。

これが、仮に4人組のバンドになったとします。
単純に4等分になります。

そうすると、3万円を4人で割るので一人当たり7500円の収入ということになります。
これでは、どう考えても食っていくことはできませんね。

そして、バンド録音は自宅で録音できないため(特にドラム)、音楽スタジオ代、リハーサル費用、時間の確保が個人より必要になると思います。

例えば、音楽レーベルに所属するバンドメンバー1人が、月に20万円稼ぐのには、どれだけの再生数が必要か、見てみましょう。
20万円×4人=80万円 80万円×2=160万円 160÷0.2=80000000再生

バンドメンバーが月に20万円稼ぐのに、月に800万再生が必要になります。
どう考えても、非現実的ですね。

バンドの利点として、ライブ活動収入があるかもしれませんが、個人でもぜんぜんライブは行えますね。

これから、バンドという音楽活動モデルは衰退していくかもしれません。
それは、とても悲しい現実であると思います。(なぜなら、僕はもともとはバンドマンでした。)

音楽に関わる産業が、大人数の囲い込みから、個別具体的な、CtoCに変化していく流れは変わらないように思います。
そして、デジタル配信の恩恵は、全世界のリスナーを獲得する可能性を持っています。
日本というパイが、これから少子高齢化で少なくなっていくのは周知の事実です。

最後に、デジタル配信会社での熾烈な争いが繰り広げられています。
今では、spotify,apple music , soundcloud,amazon music,tidalなど沢山のディストリビューターが存在しています。
どこの会社が音楽というコンテンツの覇権をとるのかで、日夜競争が繰り広げられています。

それは、私たちにとってはかえって有益であります。
なぜなら1再生の単価が増える傾向にあるからです。
3カ月前くらいから、soundcloudの再生単価が2倍くらい増えました。

このような時代の流れからみて、一人(もしくは多くても2人くらい)で活動するのが一番ではないかと思います。

今年は、コロナが拡散してしまい、なかなか収束のめどがたっていませんが、しっかりと一歩一歩着実に未来を見据えていきたいと思っています。

皆様もご自愛ください。

青山ミチルでした。ではでは

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